行政におけるAI活用の可能性を探る
2025年8月19日、GovTech東京が開催した『ガブテックカンファレンス vol.1』のアーカイブ動画が公開されました。本カンファレンスは、行政の業務にテクノロジーを活用する過去、現在、未来を考える重要な場であり、今後も継続的に実施される予定です。
 カンファレンスの内容
このイベントの前半部分では、最近発表された東京都のAI戦略について議論が行われました。東京大学大学院の松尾豊教授、Microsoftの大山訓弘氏、LayerXの松本勇気氏が参加し、公共分野におけるAI活用の可能性について多角的な視点で見解を示しました。彼らの議論を通じて、AI技術がどのように行政業務に革新をもたらすのかが浮き彫りになりました。
松尾教授は、日本におけるAIの研究トレンドや進展について詳しく解説し、これからの行政が直面する課題に対してどのようにテクノロジーを活用できるかについて語りました。大山氏はMicrosoftが進めるAIトランスフォーメーションの取り組みを紹介し、LayerXの松本氏は、彼らのプロジェクトの具体的な実績を示しながら効率化の重要性を強調しました。
 生成AIプラットフォームの導入
カンファレンスの後半では、GovTech東京の職員が登壇し、同機関が内製で進める『生成AIプラットフォーム』に関するプレゼンテーションが行われました。このプラットフォームは、自治体との協働を基に設計されており、現場での具体的な活用事例が紹介されました。特に、生成AIがどのように自治体のウェブサイト運営に利用されているか、最新トレンドについてのディスカッションも行われ、期待される展開についてのヒントが得られました。
 アーカイブ動画の詳細
アーカイブ動画は、イベント名『ガブテックカンファレンス vol.1「行政における生成AI活用の最前線」』として公開されています。視聴は
こちらから。
GovTech東京は、東京都と区市町村との連携を図り、東京全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める新たなプラットフォームとして2023年に設立されました。今後も、行政の現場でのテクノロジー活用をオープンに語る場として、継続的にマイペースでカンファレンスを開催していくことが予定されています。
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