岡山大とサンラヴィアンの挑戦
2026-09-03 03:26:18

岡山大学とサンラヴィアン、CFPモデル事業で地域貢献を強化

岡山大学とサンラヴィアンの共同研究が切り拓く持続可能な未来



岡山県里庄町を拠点とする洋菓子メーカー、株式会社サンラヴィアンが、国立大学法人岡山大学との共同研究を通じて、新たな一歩を踏み出しました。農林水産省から「令和8年度加工食品CFPに係るモデル事業」に採択されたこのプロジェクトは、地域企業における持続可能性の追求に向けた重要な取り組みです。

このプロジェクトのはじまりは2025年12月に岡山大学とサンラヴィアンが手を組み、CFP(カーボンフットプリント)に関する研究をスタートしたことにあります。CFPとは、商品が生産される過程で排出される温室効果ガスを数値化し、その影響を可視化する手法です。この手法は、食品業界全体で課題とされるカーボンニュートラルの実現を支援するものです。今回のモデル事業採択は、これまでの研究成果が評価され、実践的なCFP算定モデルの構築へと繋がります。

サンラヴィアンは、自社の製品に対する品質へのこだわりだけでなく、環境問題や社会的課題への対応にも積極的に取り組んできました。「キチンとした商品を、キチンと誂え、キチンとお届けする」という理念のもと、主力商品である手作りのデコレーションスポンジケーキやフルーツケーキ、ベルギーワッフルの制作過程にもCFP算定を取り入れています。

この新たな挑戦に対し、岡山大学の天王寺谷達将教授は「CFPは企業が気候変動に対処するための有効な手段である」と強調。中小企業が同様の取り組みをすることが難しい現実の中、サンラヴィアンの試みが地域企業のロールモデルとなっていくことが期待されています。天王寺谷教授は、今後農林水産省のモデル事業というフレームワークの中で、企業ブランディングの視点から実践的なCFP算定モデルを開発し、全国の中小企業に役立つ知見を発信していく意向を述べました。

この共同研究の成果として、サンラヴィアンは製造・販売する約100製品におけるCFP算定を行い、消費者への低CFP製品の効果的な表示方法を検討。消費者インタビューを通じて、ブランド価値への影響を分析しています。今後は、得られた知見を活用し、業務活動に反映させながら、加工食品業界全体に展開可能な知識を磨き上げていく方針です。

最後に、岡山大学は地域中小企業の環境課題解決に向けたサポートを続け、農林水産省との連携を深めながら、スポンジケーキやベルギーワッフルを起点としたCFP算定の普及活動を進めていくことを約束しています。この取り組みが、地域企業の持続的成長や脱炭素社会の実現に寄与することにご期待ください。


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