親子で学ぶ起業家教育
2025-11-18 10:20:37

文部科学省がすすめる親子で学ぶ起業家教育、新刊発売

家庭でできる起業家教育の新たな指針



2025年12月、文部科学省任命のアントレプレナーシップ推進大使、森博樹氏による新刊『親子ではじめる10歳からの起業家教育』が学事出版より発売されます。この本は、家庭で実践できる起業家教育を提案し、子どもたちに必要な「主体性」を育む方法を体系化したものです。

背景:なぜ今、起業家教育が必要なのか?


現代社会では「AIに仕事が奪われる」「未来は予測不能」といった不安が広がっています。これにより、保護者たちは子どもにどんな力を身につけさせればよいか、そして「生き抜く力」をどう育てるべきかについて悩んでいます。森氏は、そうしたニーズに応えるべく、10年以上にわたりアフタースクールでの教育経験をもとに本書を執筆しました。彼が提唱するのは、「起業家教育」が「お金儲け」だけに留まらず、未来を力強く生き抜くために必要な「圧倒的な主体性」を育むことだという点です。

教育の核心:好きなことを生きる力に変える


本書では、子どもたちが持つ内発的動機を社会につなげる方法として、「5ステップ成長循環メソッド」を提案します。このメソッドは、失敗を恐れず、自ら行動を起こすことの重要性を強調しています。子どもがたとえ失敗したとしても、それを次のチャンスに変え成長していくサイクルを築くことが目的です。このプロセスを具体的に家庭でどのように実践するかに重点を置いており、理論から実践までをカバーしています。

本書の構成と読みどころ


本書は大きく4つの章に分かれて構成されています。

第1章:主体性を決定づける「3つの力」


この章では、「内発的動機」「自己決定力」「やり抜く力」とは何かを解説します。子どもが好きなことには夢中になれる一方で、なぜ宿題には取り組めないのか。その理由を探ることで、主体性の正体に迫ります。

第2章:起業家教育を支える環境とコミュニケーション


親子関係がどのように子どもの力を育むのか、安心して苗が育つための土壌の重要性について紹介します。「どうせ無理」といった否定的な言葉を減らし、自己肯定感を高めるコミュニケーション術も示されています。

第3章:5ステップ成長循環メソッドの実践


本書の核心であるこの章では、好きなことがどのように未来を切り拓く力に変わるかを子どもたちの事例を通じて解説します。実際の体験に基づく具体的な成長ストーリーが紹介されています。

第4章:起業家教育の実践ガイド


具体的に何を始めればよいのかを詳細に示す、実践的な章です。家庭でできる起業家教育がなぜ「最高のキャリア教育」なのか、その理由を解明しています。

森博樹氏とは


著者の森博樹氏は、一般社団法人子供教育創造機構の代表理事であり、アントレプレナーシップ推進大使としても知られています。彼は、「好き」を起点にプロジェクト型学習(PBL)を実践し、子どもたちが社会と結びつきながら成長できる環境を提供しています。彼の姿勢と理念は、多くの教育者や保護者に影響を与えています。

本書は、親子で共に学び合い、子どもたちの将来に備えるための貴重な指針となることでしょう。いまや子どもたちには、ただの知識だけでなく、自らの意思で未来を切り拓く力が求められています。親と子が共に成長していく道筋を、ぜひ本書を通して実感してください。


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