SUPER FORMULA始動
2025-08-12 12:45:30

次世代エコ燃料を使ったSUPER FORMULAが2026シーズンに向け始動

2026シーズンに向けた新たな挑戦



全日本スーパーフォーミュラ選手権(通称「SUPER FORMULA」)は、国内で最も速い自動車レースとして知られています。この度、株式会社日本レースプロモーション(以下「JRP」)が、国産セルロースエタノールを用いた低炭素ガソリンE10の供給に向け、次世代グリーンCO2燃料技術研究組合(以下「raBit」)及びENEOS株式会社(以下「ENEOS」)との協業を決定しました。これは、2026年シーズンのレースに向けた重要なステップと言えるでしょう。

低炭素ガソリンE10とは?



低炭素ガソリンE10は、国産セルロースエタノールを混合した環境に優しい燃料です。これにより、レースカーは環境への負担を軽減しながら、性能を維持することができます。今回の取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた一環として非常に意義深いものです。

8月の記者発表と施設見学



2023年8月9日及び10日、宮城県で開催された2025 SUPER FORMULA Rd.8東北大会の前日、福島県大熊町で記者発表会が行われました。この取組の拠点となるraBitの運営する施設を訪れ、共同で行っているプロジェクトの意義を再確認しました。

記者発表会には、多くのメディア関係者が集まり、JRPの代表取締役社長の上野氏や、raBitの理事長中田氏、ENEOSの常務執行役員藤山氏、福島県企画調整部の課長黒田氏、大熊町の副町長新保氏が出席しました。発表では、なぜこの技術が重要であるか、今後のスケジュールなどが説明されました。

開発テストの詳細



この新しい燃料の開発に向けたテストは、2025年9月8日から11日の間、静岡県の富士スピードウェイにて行われる予定です。テスト車両には通称「赤寅」と「白寅」と呼ばれる2台が使用され、今年もチャンピオンを獲得した国本雄資選手(赤寅)と、過去3度のチャンピオンに輝いた山本尚貴選手(白寅)がドライバーを務めます。

この期間中、様々なテストが行われ、低炭素ガソリンE10の性能を確認することが目標です。報道関係者に対しても取材の機会が設けられており、JRPの広報担当にお問い合わせいただければ、その詳細が得られます。

これまでもフル電動車両の開発など、技術革新に注力してきたSUPER FORMULA。この新たなパートナーシップは、次世代に向けた更なる技術進展の一環として位置づけられています。環境負荷を軽減する技術を用いることで、レーシングカーの未来がどのように変わっていくのか、期待が高まります。この取り組みは、SUPER FORMULAだけでなく、日本のモータースポーツ全体にとっても大きな影響を与えることになるでしょう。


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