インバウンド留学生を支える「日本語コミュニケーション能力獲得講座」
河合塾グループの株式会社KEIアドバンスは、インバウンド留学生を対象とした「日本語コミュニケーション能力獲得講座」を5月11日より開講します。この講座は、日本の大学や専門学校に在籍している、または日本の大学進学を考える留学生を対象にしており、卒業後も役立つ実践的な日本語コミュニケーションスキルを身につけることを目指しています。
インバウンド留学生の増加とその挑戦
コロナ禍が収束に向かう中、留学生数は急増しています。日本学生支援機構による最新の調査では、2024年5月時点で外国人留学生の数は336,000人を超え、過去最高を記録しています。
日本で学んでいる留学生が増え続ける中、彼らが直面する大きな課題の一つが、実生活における日本語の「コミュニケーション」です。
特に、細かいニュアンスや独特の表現を必要とする場面では、一定レベルの日本語を習得した留学生であっても苦労する事が多いのです。
画期的な講座の内容
今回開講される「日本語コミュニケーション能力獲得講座」では、在学中から卒業後まで広く通用する日本語のスキルを育成するカリキュラムが組まれています。
授業を担当するのはSOCCS異文化間コミュニケーション研究所の山口博嗣代表です。授業では、さまざまなシチュエーションを取り入れた実践的な日本語トレーニングが行われます。具体的には、文法やリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングなど多角的な観点から学びます。
特に、美術大学や芸術大学で使われる専門用語でも対応し、留学生がコミュニケーションの壁を突破できるように支援します。
講座の詳細情報
日程
- - 前期: 5月11日~8月3日(毎週日曜日)及び8月24日~29日
- - 後期: 9月7日~11月30日(毎週日曜日)及び12月7日~12日
- - 時間: 10:00 ~ 13:15(90分×2コマ)
会場
河合塾KALS新宿本校(東京都新宿区西新宿7-15-2)
対象
日本の大学や専門学校を希望または在学中の外国人留学生。
受講には日本語能力試験(JLPT)N2以上が推奨されます。
講師
山口博嗣(SOCCS 異文化間コミュニケーション代表)
アドバイザー: 宮崎里司(早稲田大学大学院教授)
多彩な学びの手法
講座では、学生生活や日常生活のさまざまな場面を題材にしたグループワークやロールプレイ、文章作成を通じて、実践的なコミュニケーション能力を磨いていきます。
前期は基本的な内容から応用的な内容まで幅広く扱い、後期では実社会におけるシチュエーションを想定した内容で、さらなるスキルアップを図ります。
各期末には、留学生入試対策として「志望理由書」「小論文」「面接」なども行います。
在学中の方には別プログラムとして「レポートの書き方」「プレゼンの仕方」といった内容も用意されています。
受講料と申込方法
受講料は前期・後期各37万円(税別)です。
申込みはKEIアドバンスの留学生事業部にメールにて行うことができます。詳細な申し込み手続きや情報は、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
- - メールアドレス: keistudyabroad@keiadvanced.jp
- - 電話: 03-6632-4105
KEIアドバンスについて
KEIアドバンスは、教育を基盤に生涯学ぶ人々の価値向上に寄与することを目指しています。
この新たな留学生事業は、大学・大学院との共同で日本への留学希望者のニーズに応えています。昨年の短期留学プログラムでは、多数の留学生が参加し、日本留学への高い関心が示されています。
河合塾美術研究所では、特に美術系大学への進学支援として、多くの留学志望者が受験準備に取り組んでいます。
日本での学びを通じて夢を追いかける留学生たちを支援する本講座は、彼らにとっての新しい可能性を広げる講座となることを期待しています。ぜひ取材やインタビューのご依頼もお待ちしております。