新たな日本画展
2025-10-31 20:28:59

日本画の未来を担う新公募展『日本画継環展』が2026年に開催決定

日本画継環展の詳細



2026年、日本の伝統美術である日本画の新たな公募展である「日本画継環展」が開催されることが発表されました。この展覧会は、日本画とその画材の継承を主題に、文化の“循環”を促進することを目的としています。

背景と目的



近年、地方の画材店では日本画材の取り扱いが減少し、日本画に触れる機会が少なくなっています。このことから、伝統的な技術を持った職人が減少し、日本画が身近な存在でなくなっている実情があります。一方で、国外では日本画の文化的価値が高く評価され、学びたいという熱意を持った外国人も多く訪れています。こうした現状から、日本画の未来を支えるために「日本画継環展」が企画されました。

「継環」という言葉には、「継承」と「循環」の二つの意味が込められており、守るだけでなく、現代社会と結びつけることを目指しています。

応募要項



公募展は2025年11月11日に応募を開始し、2026年2月2日に締切となります。年齢や国籍を問わず、日本国内での郵送が可能であれば誰でも応募できます。また、使用する画材は日本の伝統画材に限られ、作品サイズはSM(227×158mm)からF8号(455×380mm)の平面絵画作品とされています。作品は額装無しでの展示が可能で、すでに発表されたものでも応募可能です。

出品料は一エントリー4,000円(税込)で、1名につき最大3エントリーまで応募できます。禁止事項としては、虚偽の情報やAIによる作成物などがあり、応募内容がこれに違反した場合は、受賞が無効となることが明記されています。

審査と展覧会スケジュール



審査は2026年3月3日に一次審査が行われ、その後東京展での公開審査が4月3日から7日の間に行われます。東京展は「ギャラリー枝香庵」で開催され、その後福岡での展覧会が5月中旬に計画されています。

展覧会会期中、4月5日には各賞の発表と授賞式が行われ、入賞する作家は30名から40名程度を予定しています。特に、学生や新人作家を対象とした賞も設けられているため、幅広い層の作品が評価される機会があります。

応募企業や団体の協賛



「日本画継環展」では、企業や団体の協賛も募集中です。協賛企業には特設ページの設置やインタビュー記事の掲載など、さまざまな特典を提供する予定です。協賛金は一口10万円(税別)で、得られた収益は次世代の教育や日本画文化の活性化に寄与されます。

まとめ



日本画継環展は、日本の伝統的な画材や技術を未来へとつなぐ試みとして、参加者に評価される多様な賞を用意し、作品の販売も計画しています。日本画の新たな可能性を感じさせるこの公募展に、ぜひ多くの方にご応募いただきたいと思います。公式サイトの情報を参考に、あなたも参加してみてはいかがでしょうか。


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