データ活用で効率化
2025-06-12 16:13:54

大峰堂薬品工業がCaccoと共にデータ活用で業務の効率化を実現

大峰堂薬品工業がCaccoとデータ活用で業務の効率化を実現



大峰堂薬品工業株式会社が、かっこ株式会社(Cacco)のデータサイエンスの支援を受けて、製薬業務におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を成功させました。その結果、入力業務の約80%を大幅に削減することができたのです。これにより、LIMS(Laboratory Information Management System)の導入を進め、品質管理体制を一層強化しました。

導入の背景



大峰堂薬品工業は1900年に設立され、長い歴史を持つ製薬企業です。原料調達から製造、販売までを行い、特に漢方薬の製造において高い技術力を誇ります。2019年にはドイツで漢方薬の製造許可を得たことにより、国際的な展開も進んでいます。

「良品率100%」を目指している同社は、安心・安全な製品を提供するためにLIMSの導入を進めています。しかし、このプロセスでは大量の文書データが生じ、そのデジタル化に課題を抱えることとなります。そこで、Caccoがデータ活用支援を行うことになりました。

この支援により、資料整備の業務負荷や非効率な作業が解決へと向かいました。

効率化に向けた施策



Caccoが提供した支援の一つは、業務の自動化です。人手がかかるPDF文書の文字起こしやデータ整形などの定型作業をプログラム化し、自動化しました。これによって、従来6人が8か月かける予定だった業務が、約80%削減されることが実現したのです。

さらに、Caccoは単なる業務の支援にとどまらず、クライアントのニーズに応じた提案も行いました。システム導入後のデータ定義の設定などもカバーし、運用面でも最適なサポートを提供しています。

大峰堂のCEO 辻将央氏の意見



大峰堂の代表取締役社長、辻将央氏は、LIMS導入の目的が単なるデータ管理ではなく、製品の品質向上にあると強調しています。「Caccoさんのおかげで、業務の効率化が実現し、社内リソースを通常業務や品質改善に集中させることができました」と語っており、特に現場の運用に基づいた提案の価値を強く感じています。

辻氏は「良品率100%」の達成は困難ですが、その実現に向けた基盤ができたと述べ、今後もお客様に信頼される製品を作り続けるための努力を続けていくと言及しています。

Caccoのデータサイエンスサービス



Caccoは、企業の様々なニーズに応えるため、AIや統計学、数理最適化などの技術を駆使したデータサイエンスサービスを提供しています。製造業においては生産計画の最適化により、年間最大1.3億円のコスト削減を実現するなど、高い成果を上げています。また、文具メーカーに対しては販売機会損失の最小化に取り組むなど、幅広い業界での支援を行っています。

Caccoのデータサイエンスサービスについては、公式サイトをご覧ください。データ活用を通じて、コスト削減や業務効率化を実現させるパートナーとして、今後も企業を支えていくことでしょう。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: データサイエンス Cacco 大峰堂薬品

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。