デンマークの名作椅子「J.L. MØLLER」、アクタスで新たに販売開始

デンマークの名門家具メーカー「J.L. MØLLER」とは？

デンマークの家具メーカー「J.L. MØLLER」は、1944年にオーフスで創業された、名門の一つとして知られています。創業者であるニールス・O・モラー氏は、家具職人としての修業を経て、デザイン学校で家具デザインを学び、その後、すべての家具を自身でデザイン・製造しました。アメリカの著名な建築家フランク・ロイド・ライトにも評価され、彼の設計した住宅に採用されたことがこのブランドのスタートの要ともなりました。

J.L. MØLLERの名作たち

特に注目されるのは、1951年に生まれた「Model 55」や「Model 71」です。これらの椅子は、フランク・ロイド・ライトの案件に用いられ、その後も多くの大使館でも採用されており、その品質とデザインの美しさから「大使館の椅子」として愛されるようになりました。1968年にはデンマーク女王が選んだ特別な椅子としても有名で、多くの場面でその存在が示されています。

アクタスとの関わり

アクタスでは1969年から「J.L. MØLLER」の家具を取り扱い続けてきました。個人邸はもちろん、レストランや教育機関、教会にもその製品が納入されており、特に1985年にオープンした「インテリアギャラリー・アクタス」（現アクタス・新宿店）では、多彩な展示が行われ、訪れる人々の印象に残りました。2003年にはコペンハーゲンの「ノーマ」にも採用され、名声を不動のものとしています。

再び登場する名作椅子たち

2025年6月から、アクタスでは「J.L. MØLLER」の椅子の取り扱いを再開します。特に、「Model 78」、「Model 57」、「Model 75」の3脚は60年以上にわたり多くの人に親しまれています。デンマーク国産にこだわり、熟練の職人が手作業で仕上げるこれらの椅子は、美術工芸品のような美しさを持っているのが特徴です。

- Model 78: 1962年にデザインされたこの椅子は、流れるような形状と上品なカーブを持っています。価格は177,100円。
- Model 57: 1959年デザインのアームチェアで、有機的な曲線を描きながらも繊細なフレームが魅力です。価格は287,100円。
- Model 75: 丸みを帯びたデザインが特徴で、1954年から続く超ロングセラーモデルです。価格は188,100円。