食品衛生革命『SVP-1』
2025-05-09 16:39:56

新しい食品衛生管理の選択肢『SVP-1』の登場とその特長

食品殺菌装置『SVP-1』のご紹介



2025年4月、株式会社中西製作所が開発した新しい食品殺菌装置『SVP-1』が販売開始となります。この製品は特許出願中で、従来の薬剤を使った殺菌方法に代わる新たな選択肢を提供します。

開発の背景



カット野菜などの衛生処理では、従来の薬剤が臭気残りや、きゅうりなど特定の食材に対して十分な効果を発揮できないことが課題でした。このような問題を解決するため、中西製作所は薬剤を使用せずに食材の本来の食感を損なうことなく、効果的に殺菌することができる装置の開発を進めました。

『SVP-1』の特長



この食品殺菌装置には、以下の3つの特長があります。

1. 瞬間殺菌



独自開発のスリットノズルが、高速で過熱水蒸気を噴射し、食材表面の生菌を瞬時に加熱処理することで、効果的に殺菌を行います。これにより、従来の方法と比較して、短時間での殺菌が可能です。

2. 生菌の低減



『SVP-1』は、他の殺菌方法と比べて大幅に生菌を低減することができます。初発菌数を抑える効果も確認され、冷蔵保存時の生菌増殖抑制が期待されます。これにより、野菜類の日持ち改善にも寄与します。

3. 食感保持



この装置は食材を殺菌しながら、その本来の硬さを保つことができる点も特徴です。実験の結果、処理後の食材の硬さが元の状態に近いことが確認され、食感を大切にする商品の開発が可能となります。

過熱水蒸気殺菌がもたらす新たな可能性



薬剤を使用しない『SVP-1』による最新の殺菌方法は、食品調理および加工において新たな可能性を提示します。この技術によって、食品製造現場での衛生管理が一層向上することが期待されます。

展示会出展情報



中西製作所は、6月に開催されるFOOMA JAPAN 2025(6/10~13)に出展予定です。『SVP-1』を始め、食品製造の未来を切り開く新技術や製品を多数展示します。ぜひ、東3ホールブースNo.東5P-38にお立ち寄りください。

製品概要



  • - 名称: 食品殺菌装置
  • - 型式: SVP-1
  • - 外形寸法: 1650×1230×1400[mm]
  • - 有効コンベヤ開口: 600×70[mm]
  • - 定格消費電力: 5.06kW(三相200V)
  • - 蒸気消費量: 70kg/h(0.4MPa)

※本製品は滅菌ではなく、菌数を大幅に低減させる機器です。また、製品の仕様や外観は予告なしに変更される場合があります。

株式会社中西製作所について



1946年に設立された中西製作所は、業務用厨房機器の製造・販売を手がけており、学校給食向けの厨房機器から現在では病院や福祉施設、大手外食チェーンへの供給へと事業を拡大しています。安心・安全で効率的な調理環境の構築を支援する企業です。


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