静岡県のスタートアップ支援事業にマーキュリアインベストメントが認定VCとして採択

静岡県のスタートアップ支援にマーキュリアインベストメントが認定

静岡県は、県内のスタートアップを育成するための支援事業「静岡県ファンドサポート事業」において、株式会社マーキュリアインベストメント（以下「MIC」）を令和7年度の認定ベンチャーキャピタル（VC）として認定しました。この採択により、静岡県内におけるイノベーションの創出がさらに加速することが期待されています。

マーキュリアインベストメントとは？

マーキュリアインベストメントは、株式会社マーキュリアホールディングスの中核企業で、主に物流やサプライチェーンに特化したベンチャー企業への投資を行っています。彼らの目指すところは、これらの領域で直面している様々な課題の解決です。特に注目すべきは、2024年4月に設立予定の「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」（MSCF）です。

MSCFは、資金面での支援だけでなく、投資先企業やLP（リミテッド・パートナー）投資家との連携を通じた事業成長のサポートも行います。実際、これまでに6件の投資を行い、その一つに静岡県に本社を置く株式会社トヨコーへの出資が含まれています。トヨコーは2025年3月に東京証券取引所のグロース市場に上場予定です。

静岡県ファンドサポート事業について

静岡県ファンドサポート事業は、県内スタートアップが認定VCから出資を受けた場合、静岡県が同額までの交付金を提供するというプログラムです。この交付金は、最大4,000万円まで受け取れるため、スタートアップの事業運営の資金調達において心強いサポートと言えるでしょう。詳細な情報は、静岡県の公式ウェブサイトで確認できます。

このように、マーキュリアインベストメントの認定VC採択により、静岡県内のスタートアップ及び投資家との協力の橋渡しが進み、地域全体の経済活性化が期待されています。MICは引き続き、地方自治体やLP投資家との連携を進めながら、地域の成長を支えていく方針です。

今後の展望

マーキュリアインベストメントは、静岡県を中心にさらなるスタートアップ支援の強化を図るとともに、全国的なイノベーションエコシステムの形成にも寄与していくことになります。今後も、静岡の地で新たなビジネスが育ち、成長していく姿を見守りたいものです。地域のスタートアップやビジネス活動に対する期待が高まる中、MICの活動に注目が集まっています。