ASTHOMパートナーズ、第3回総会をロサンゼルスで開催
2025年9月12日、アメリカ・ロサンゼルスにて、グローバルアカウンティングネットワーク「ASTHOM partners」(アストムパートナーズ)が第3回総会を開催しました。今回の会議にはメンバーファーム6社から合計30名が参加し、多様な議題が話し合われました。
新たな加盟企業の紹介と年間活動報告
総会では、まず新たに加盟した3社の紹介が行われ、その後、ASTHOMの年間活動報告が続きました。この報告では、過去1年間の進捗や成果について詳しく説明され、メンバーファーム間での情報共有が重要であることが強調されました。特に、世界各国・地域における税務トピックや日系企業の動向について深く議論されました。
各国の税務トピックと企業動向
セッションでは、参加したメンバーファームからのブリーフィングが行われました。具体的には、以下のような内容が取り上げられました。
- - 株式会社AGSコンサルティング(ASEAN):ASEANの各国におけるサポート体制やサービスライン、案件紹介、地域のホットトピックが議論されました。
- - Hotta Liesenberg Saito LLP(米国):トランプ政権下の関税動向やアメリカの税制の最新情報がシェアされ、具体的な案件についても紹介されました。
- - Blick Rothenberg(英国):英国の予算案の分析や税制のアップデート、日系企業に影響を与える会計基準や法律改正について考察されました。
- - IKG FAS B.V.(オランダ、EU):オランダの税制や監査制度についての解説や、EUにおける施策についての最新情報が共有されました。
- - BD Welsh(オーストラリア):日豪関係の変化や日系企業の最新動向が報告され、参加者たちの興味を引く内容となりました。
- - I-GLOCALグループ(ベトナム):ベトナム市場の魅力と最新のホットトピックが伝えられ、将来的なビジネス展開の可能性が討論されました。
ASTHOMの目指す未来
ASTHOMは、「世界で最も信頼されるグローバルネットワーク」を目指し、これからの展開においてもメンバーファーム間での連携を強化し、日系企業の国際的な事業活動を支援することに力を注いでいくとしています。特に、商習慣やニーズに特化したサービスを提供することで、クライアントへの「血の通った」サービスを実現。他の欧米系ネットワークとは一線を画したアプローチで、より細やかなサポートを提供する体制を整えています。
ASTHOM partnersについて
ASTHOMは2022年12月に設立され、日本企業のために「元気に」をモットーとして活動しています。現在、世界17か国に48の拠点があり、900名以上のメンバーが所属。今後も会の活動を通じてネットワークを拡充し続け、アジア市場だけでなく、世界規模での展開を図っていく決意を新たにしています。「ASTHOM」という名称には、「AT HOME」と「ASTONISH(驚かせる)」という意味が込められています。
今後のASTHOMの動向に注目が集まる中、2024年と2025年にはさらに数社が新たに加盟予定で、日系企業の国際ビジネスに貢献するサポート体制がますます強化されることでしょう。