デフスポーツ体験会
2025-09-26 16:38:34

立教小学校でデフスポーツ体験会を開催し、理解を深める児童たちの姿

立教小学校でのデフスポーツ体験会の様子



2025年9月17日、東京都豊島区の立教小学校にて、ケイアイスター不動産が主催したデフスポーツ体験会が行われました。このイベントは、同校の4年生の児童たち(75回生)の教育プログラムの一環として企画され、多くの児童が参加しました。

今回は、ケイアイチャレンジドアスリートチームの選手たちが講師として参加し、プロスポーツの現場から聴覚障がいについて学びました。参加した選手たちは、川畑菜奈選手、岩渕亜依選手、東海林香那選手、そして監督の山本典城氏です。合わせて約120名の児童が体験会に参加し、準備を整えてきた教師たちとともに学びのひとときを過ごしました。

デフリンピックを知る機会



東京2025デフリンピックの開催が迫る中、児童たちがデフリンピックについて知識を深める貴重な機会となりました。多くの児童にとって、デフリンピックはまだあまり知らない言葉であり、聴覚障がいの方々と接する経験も限られています。体験会では、選手たちの自己紹介からスタートし、デフリンピックの歴史や特徴を解説しました。特にクイズ形式での学びは大いに盛り上がり、児童たちの興味を引きつけました。

音のない世界を体験



体験会では、音を使わないジェスチャーゲームなども行われ、児童たちは音のない世界を実際に体験しました。身振り手振りだけで思いを伝えることの難しさを実感し、一部の児童は思わず声を出してしまう場面もありました。このような体験を通じて、聴覚障がいへの理解を深めることができたようです。また、ボールを使った色ドリブルでは、デフアスリートのジェスチャーに従いながら、的を目指して真剣に取り組む児童たちの姿が印象的でした。

選手たちのコメントでも語られているように、保護者との交流の時間も設けられ、児童たちが家庭でも話題にして学びを続けてくれることを願います。

参加選手の感想



岩渕選手は、「授業を通じて児童たちがすでにデフリンピックについて学習していたことは驚きでした。クイズでの元気な返事やドリブルリレーの白熱した様子が非常に印象的でした」と語っています。

川畑選手もコメントを寄せ、「児童たちと交流しながら、一緒に食事をする時間が特に素晴らしい体験でした。このような機会を通じて、より多くの人にデフリンピックを知ってもらいたいです」と感想を述べています。

東海林選手は、「元気な児童たちとの交流を通じて、私たちも多くのエネルギーをもらいました。デフリンピックに向けて、改めて頑張ろうと思いました」とのことです。

今後の取り組み



今後もケイアイチャレンジドアスリートチームは、地域との連携を強化し、デフ・パラスポーツの普及をさらに進める考えです。障がいへの理解促進を目指した体験会は、今後も広がっていくでしょう。

ケイアイチャレンジドアスリートチームについて



ケイアイチャレンジドアスリートチームは、「日本一挑戦するアスリートチーム」という理念を掲げています。パラアスリートとして活躍する選手たちが、高いレベルの競技だけではなく、地域社会への貢献活動も積極的に行っています。2025年度には、さらに多くのイベントを計画しており、教育機関や地域との協力を強化していきます。公式サイトを通じて、今後の活動情報を発信し続けます。


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