新高性能ストレージ
2025-11-19 12:14:06

日立が発表した次世代AI対応の高性能ストレージ「VSP One Block High End」

日立の最新ストレージ「VSP One Block High End」



日立ヴァンタラが米国東部標準時間の11月18日、次世代AIワークロード対応の高性能ストレージ「VSP One Block High End」を発表しました。この新しいオールフラッシュストレージは、企業のサイバーセキュリティを強化し、高速なデータ処理を可能にすることで、ミッションクリティカルなシステムをサポートします。

1. 高パフォーマンスとサイバーセキュリティの強化


VSP One Block High Endは、性能向上を実現するNVMe対応の技術が導入され、最大71%向上したIOPS(入力/出力操作毎秒)を誇ります。これにより、企業はAIやデータ分析に必要な要求に応えることが可能になります。また、増加しているランサムウェア攻撃に対応するため、外部からアクセスできない確実なデータ保護機能を備えています。万が一攻撃を受けても、クリーンな状態に迅速に復旧できる995体制を確保しています。

2. シンプルなデータ管理


さらに、VSP Oneには、独自のデータ管理ツール「VSP 360」が搭載され、データ管理の操作が非常に簡素化されています。簡易インストールやモバイルアクセスが可能で、エネルギー消費やCO2排出量を管理するダッシュボードも提供されます。これにより企業は効率的かつ環境に優しい運営が実現できます。

3. 環境への配慮


VSP One Block High Endは省電力化にも注力されており、高圧縮率アルゴリズムを使用することで資源の削減にも貢献しています。こうした取り組みは、企業のサステナビリティ戦略の実現にも寄与し、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた支援となるでしょう。

4. 今後の展望


VSP One Block High Endは、2026年前半よりHitachi Vantaraおよびパートナーネットワークを通じて全世界で提供が開始されます。また、日本国内向けのVSP 360も同時に展開される予定です。日立ヴァンタラのChief Product Officer、オクタビアン・タナゼ氏は、「VSP One Block High Endは、データインフラの進化を通じて、企業のイノベーションを後押しする重要な基盤となる」と述べています。

今後、AIワークロードの増加に伴うニーズに応えるため、VSP One Block High Endは企業にとって欠かせない存在となるでしょう。競争が激化する市場において、データインフラのモダナイゼーションを図るために、この新たなソリューションがどのように影響を与えるのか、目が離せません。


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