音の旅を楽しむ 『Sound Trip of SHIMA』の新たな挑戦
東京都が運営する観光プロジェクト『DESTINATION TOKYO ISLANDS』の一環で、音楽を通じて東京の離島・島しょ地域の魅力を発信する新しい試み『Sound Trip of SHIMA』の第二弾が始まりました。このプロジェクトは、Gerbera Music Agency(GMA)が手掛けており、島々の自然音や人々の声を取り入れたオリジナル楽曲が制作されます。
第一弾の成功と次なるステップ
第一弾は「プレイリスト編」として、U-zhaanやMIZなど各島に関連するアーティスト11組が参加したプレイリストが公表され、その反響は驚くべきものでした。公開からわずか3日で1,000件以上の「いいね!」が集まり、SNSでも多くの共感の声が寄せられました。その中で、「式根島でこのプレイリストを聴くのが夢」といった感想もあり、アーティストの選曲を通じて島の魅力への興味が広がっています。
新たなアーティストたち
第二弾では、4組のアーティストが参加します。MIZ、UYUNI、斉藤尋己、武徹太郎(馬喰町バンド)がそれぞれの離島で録音した「島の音」を基にオリジナル楽曲を制作する予定です。UYUNIは2025年11月に父島をテーマにした楽曲を発表し、その後もMIZ(八丈島)、斉藤尋己(大島)、武徹太郎(神津島)の楽曲が続々とリリースされます。
楽曲の魅力とプロセス
今回の楽曲は、例えば「鳥が目覚め始める夜明けの森」や「船のお見送り時間の島民と観光客の声」など、実際の生活音を取り込み、聴く人々にその場の風景を思い起こさせるような臨場感に溢れています。特にUYUNIが制作した「tsumugu」は、お見送りの時間をテーマにしており、小笠原諸島への旅を経て、島での思い出が音楽として表現されています。
UYUNIはその風景を「大勢の旅客がそれぞれの期待を胸に島を出発する様子は、まるで映画の一場面のようだった」と回想します。情感豊かなこの楽曲は、島の自然音と共に、出航前の高揚感や別れのコミュニケーションを織り交ぜながら作られました。
音楽で広がる島の魅力
今後、GMAはこのプロジェクトを通じて島々の文化や人々の温かさを伝え、多くの人に東京の離島の魅力を再発見してもらいたいと考えています。各アーティストが音の中に込める思い出や情景は、リスナーにとっても特別な体験となるでしょう。もちろん、公式サイトではアーティストたちのインタビュー記事や、音楽制作の裏話も予定されており、興味深いコンテンツが揃っています。
まとめ
『Sound Trip of SHIMA』は、観光と音楽を融合した新しいアプローチとして、聴き手に東京の島々の魅力を届けています。このプロジェクトを通じて、ぜひ島での素敵な出会いや発見の体験ができることを期待したいですね。さらに詳しい情報は、公式サイト
DESTINATION TOKYO ISLANDSをご覧ください。