IDヨーロッパが欧州におけるサイバーセキュリティ事業を拡大

IDヨーロッパが欧州でのITサービスを強化。

株式会社IDホールディングスの子会社であるInformation Development Europe B.V.（IDヨーロッパ）は、欧州におけるITサービスの拡充に向け、サイバーセキュリティ関連サービスを新たに提供することを発表しました。この背景には、近年のサイバー攻撃の増加に伴う企業のセキュリティ脅威の高まりがあります。在欧の日系企業からは、専門知識を持ったセキュリティ人材が不足しているとの声が多く寄せられています。

サービスの始まり

IDヨーロッパは設立以来、在欧日系企業の事業展開を支援してきましたが、今後はサイバーセキュリティ事業をさらに強化することを決定しました。特に、2024年11月からは株式会社ブロードバンドセキュリティ（BBSec）との提携を開始し、経験豊富なセキュリティ専門家との協力を深めることで、顧客の課題解決に貢献していく考えです。

提供されるサービス

新たに提供されるサービスには、以下のような高度なセキュリティ対策が含まれます：
1. G-MDR™（Global-Managed Detection and Response Services）：最新のXDR技術を活用した、アウトソーシング型のセキュリティ対策サービス。
2. 脆弱性診断：企業のシステム内に潜む脆弱性を特定し、その改善策を提案。
3. Web改ざん検知：ECサイトや企業サイトの運営を支援し、サイバー攻撃からビジネスを守ります。
4. TISAX認証支援コンサルティング：欧州自動車産業向けの情報セキュリティ基準に適合するためのコンサルティングサービスを提供します。

これにより、在欧の日系企業は安心して運営を行うことができるようになります。

2つのパートナーシップの力

IDヨーロッパはBBSecとNewton Information Technology Ltd.との連携を強化し、専門性を持つ人材を配置することで、質の高い現地サポートを実現します。特にBBSecは、セキュリティサービスの専門性が高く、IDヨーロッパとともに強固なサポート体制を構築します。さらに、Newton ITのITインフラやERPに関するノウハウを活かすことにより、多彩なニーズに応えていく予定です。