玉置妙憂が語る家族介護のリアルとその支援方法について
2025年1月19日、東京・飯田橋のセントラルプラザ12階にて、「家族介護を考えるつどい」が開催されます。主催は「家族介護を考えるネットワーク」と、東京ボランティア・市民活動センター。今回のイベントでは、僧侶であり看護師、ケアマネージャーでもある玉置妙憂さんが講演を行い、家族介護に関する重要なテーマを取り上げます。
家族介護の本質を学ぶ
このつどいの狙いは、家族介護者やその支援者同士が交流し、経験を共有することで、介護への理解を深めることにあります。玉置さんの講演テーマは「生き方・逝き方に向き合う~介護者のスピリチュアルペイン~」です。彼女は自身の経験をもとに、介護を受ける側とその家族が直面する「スピリチュアルペイン」、つまり生き死にに関する心の痛みや苦しみについて語ります。
分科会での深い探求
講演後、参加者はさらに深い理解を得るために3つの分科会に参加することができます。分科会①では、介護経験者が自身の想いを分かち合い、多様な生き方を学ぶ機会があります。ここでは、グリーフケアの重要性も議論されます。玉置さんも参加するこの分科会では、さまざまな背景を持つ人々の体験に触れることができ、共感を深める場となるでしょう。
分科会②では「家族だから」を壊すために社会的介護の在り方を考えます。ここでは介護と家族に関する困難な事例をもとに、どのように支援が行えるかを情報共有し、多様な家族のあり方を模索します。多岐にわたる観点からの議論が進むことで、参加者は実践的な解決策を考える材料を得ることができます。
最後の分科会③では、日野市を拠点に活動している若年性認知症の家族・当事者の会「芽吹き」を招き、地域でのつながりを育む方法について考察します。家族介護の必要性が高まる中で、地域コミュニティとの連携がいかに重要かを学ぶ機会となるでしょう。
誰でも参加可能な無料のイベント
このイベントは参加費無料で、懇親会の参加に関しては費用が500円となっています。参加対象は、家族介護をしている方や、その支援機関に関心のあるすべての方です。定員は100名で、早めの申し込みをおすすめします。申込は、東京ボランティア・市民活動センターのホームページ、またはFAXでできます。
最後に
家族介護は個々の状況に寄り添い、多様な考えや方法が必要とされるテーマです。玉置さんの言葉を通じて、この複雑な世界に一歩踏み入れ、自分自身の介護に対する理解を深める良い機会です。ぜひご参加をお待ちしています。詳細は東京都社会福祉協議会のウェブサイトを訪れてください。