帝国不動産、トーキョー工務店を完全子会社化
2026年7月10日、帝国不動産株式会社は、東京都渋谷区に本社を持つ株式会社トーキョー工務店の全株式を取得し、同社を子会社として迎え入れました。これにより、両社の連携が強化され、特にRC造マンションの開発と施工における体制が一段と充実することが期待されています。
取得の背景と目的
帝国不動産は「美しい暮らし方を住まいから」という理念を掲げ、土地の取得から企画・設計・施工までを一手に行ってきました。主力事業は鉄骨造の賃貸集合住宅であり、主に郊外で豊富な実績を持ちます。しかし、都心部への展開や多様な商品開発の必要性を感じ、これまでの体制を強化するために、RC造マンションに特化したトーキョー工務店を傘下に入れる決断をしました。
トーキョー工務店は、1964年の創業以来、都内でのRC造マンションの建設を中心に築き上げた実績があります。その豊富な経験と技術力を活かし、今後はRC造マンションの開発から施工に至るまで、帝国不動産グループ内で一貫して行う体制が整います。
トーキョー工務店の特徴
トーキョー工務店は都市型の共同住宅を専門に、設計、新築工事、改修工事など、幅広い施工を手掛けています。また、同社は大手インフラ企業やメーカーとの取引を通じ、安定した受注を得ており、多様な建築構造にも対応可能です。特に大規模なマンションや商業施設の新築工事には強みがあります。
統合によるシナジー
今回の株式取得により、帝国不動産グループは以下の二つの点で事業基盤を強化します。
1.
一貫体制の確立:これまでの開発から施工・管理までのノウハウをRC造領域に拡大し、工期・品質・コストの更なる安定化を図ります。
2.
大型案件への対応:帝国不動産の資金調達力を活かし、トーキョー工務店がより大規模なプロジェクトに取り組む環境を整えます。受注規模の拡大と安定した施工体制を同時に実現します。
今後の展望
この組織統合は、帝国不動産の長期的な成長戦略の一環です。トーキョー工務店の施工力と技術力、帝国不動産の開発力及び企画力を組み合わせることで、土地の仕入れから施工・管理まで一貫した価値を提供し続けることが求められます。
帝国不動産は、今後も持続可能な成長を目指し、地域の未来を共創することを目指した取り組みを進めていくとのこと。その中で、トーキョー工務店の役割はますます重要になってくるでしょう。
株式会社トーキョー工務店概要
- - 商号:株式会社トーキョー工務店
- - 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目16番5号6階
- - 創業:1964年4月
- - 代表者:不破 鉄二
- - 事業内容:建築工事業
- - 直近売上高:46億303万円(2026年4月期)
- - 従業員数:76名(2026年4月末時点)
帝国不動産について
帝国不動産株式会社は、2026年5月に社名を変更し、「美しい暮らし方を住まいから」という企業理念のもと、賃貸集合住宅の一貫した開発・管理を行っています。データ駆動型の経営スタイルと、金融の専門知識を礎に、地域の未来を共創する企業としての役割を果たしています。