石川・金沢の地酒「加賀鳶」の新しい魅力
2025年2月4日、石川県金沢市の福光屋から、純米吟醸「加賀鳶」の新作季節限定酒「加賀鳶 純米吟醸 あらばしり」が登場します。加賀鳶はブランドの象徴的存在として愛されており、特に「寒造り」から生まれるこの「あらばしり」は、まさに新しい一歩を踏み出したと言えるでしょう。
寒造りの技が生んだフレッシュな味わい
「寒造り」は日本酒の醸造において、冬の寒い時期に行われる特別な工程です。この期間、福光屋の蔵内では日本酒製造に適した環境が整い、職人たちが精緻な技術を駆使して酒を仕込んでいます。この「あらばしり」は、醪(もろみ)を搾る過程で最初に出てくる部分、つまり「荒走り」と呼ばれるものです。この部分は、特にフレッシュ感と若々しいキレ味が感じられ、多くの人々に新鮮な印象を与えます。
新たなボトルデザインと物語
2024年8月に刷新された「加賀鳶」のデザインは、その美しさも話題です。あらばしりのラベルには、艶やかな金色の「雲に雷」の図柄があしらわれています。このデザインは、加賀藩の大名火消し「加賀鳶」としての歴史を反映しており、ブランド創立から使用され続けているロゴマークでもあります。「加賀鳶」の名は、江戸時代から続く勇壮な火消し集団に由来しており、その伝統が現代にも息づいています。
こだわりの原材料
新作の「あらばしり」は、100年以上の時を超えて暴れん坊な霊峰白山の天然水「百年水」を使い、契約栽培の酒米で醸されています。この酒米は、香り高く品のある味わいを引き出すために選ばれており、米の旨みと爽快感を大切にしています。相性の良い料理には、淡白な白身魚の刺身や、おすすめのグリーンサラダなどがあります。これらと一緒に楽しむことで、さらに美味しさが引き立ちます。
取り扱いと価格
「加賀鳶 純米吟醸 あらばしり」は720mLで1,650円、1,800mLでは3,080円(すべて税込)で販売されています。数量限定のため、手に入れたい方はぜひお早めに。取扱店は一部の酒類販売店や飲食店、自社の直営店、そして通販での購入も可能です。
おわりに
加賀鳶の新たな季節限定酒「あらばしり」は、リニューアルされたデザインとともに、香り豊かな仕上がりで私たちを楽しませてくれます。その背後には深い歴史と、蔵人たちの情熱がこもっています。ぜひ、この機会に新しい味わいを体験してみてはいかがでしょうか。