物流業界の未来を見据えたセミナーが盛況のうちに終了

2024年12月12日、船井総研ロジ株式会社が主催する「第1回物流管理統括業務の高度化セミナー」が開催されました。このセミナーは、荷主企業を対象としており、物流の最新動向や未来の戦略について深く学ぶ絶好の機会となりました。

セミナーの背景

近年、物流業界は大きな変革を迎えています。特に2024年問題や物流関連2法の改正が影響を及ぼす中、荷主企業は今後の対応策を考えなければなりません。本セミナーは、こうした課題に直面している企業のためにづくられました。

参加者の傾向

参加者は、物流業務を担当する様々な企業の方々。中には、CLO（最高ロジスティクス責任者）の設置に向けた具体的な動きに悩む企業も見受けられました。特に、大手企業だけでなく中小企業にとっても、物流管理の高度化は喫緊の課題として捉えられています。

セミナー内容

セミナーは3つの講座に分かれていました。第一講座では、

- 自社を取り巻く物流と法律の変化 について、物流関連2法改正が与える影響やその対策、さらに輸配送の変化について深く掘り下げました。

第二講座では、物流不動産の現状と課題を扱い、2025年に向けた取り組みの方向性を示しました。

第三講座では、船井総研ロジが考えるCLOの役割や視点についての具体的なビジョンが提示され、参加者からの関心を集めました。

CLOの重要性

講座の中で特に重要視されたのがCLOの設置です。2024年4月には、物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正法案が通過し、CLOの選任が荷主企業に求められることが明記されました。特定の荷主には法律に基づいてCLOの設置が義務化されています。

この背景と具体的な役割についての解説が行われ、参加者はCLO設置の必要性を再認識しました。CLOは、企業が物流を戦略的に捉え、最適な運用を実現するための鍵となるポジションです。

セミナーの成果

今回のセミナーを通じて、参加者は自身の業務に直接結び付く貴重な知見を得ることができたのではないでしょうか。また、次回の第2回物流管理統括業務の高度化セミナーの案内もあり、多くの興味が寄せられています。次のセミナーは2025年1月23日に開催され、申し込み締切は2025年1月22日の17時までとなっています。