福岡に新たな拠点を開設したCDIBキャピタル
台湾の著名なベンチャーキャピタル、CDIBキャピタルグループが福岡市・天神に新たな拠点を設立しました。これは、昨年8月にクールジャパン機構と共に設立した「CDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンド」に続く動きであり、日本市場でのスタートアップ支援を一層推進することを目的としています。
この開設は、福岡のスタートアップ支援の環境とそのポテンシャルを背景にしています。福岡は、九州最大の都市であり、起業がしやすい環境が整えられており、既存産業との連携が進んでいます。CDIBキャピタルの郭大經総経理も「福岡は、アジア主要都市へのアクセスも良好で、理想的なビジネス環境が整っています」とコメントしています。
新拠点「CIC Fukuoka」について
新たに設立された拠点は、米国発のスタートアップ支援企業、CICが運営する「CIC Fukuoka」です。この提携によって、CDIBキャピタルは更なるリソースの活用が可能となり、福岡のスタートアップとの関係をより深めていくことが期待されます。
特に、今後の取り組みとしては、デジタルトランスフォーメーション(DX)、AI(人工知能)、モバイルコマースなどの分野で九州のスタートアップへの出資が計画されています。さらに、「オープンイノベーション」をテーマにしたイベントを開催し、日台のスタートアップと企業間の新たなビジネス創出を支援する方針です。
経済のグローバル化を目指すCDIBキャピタル
CCBIには、日台の政府系ファンドとともに、台湾のIT分野の大手企業が出資しており、幅広いネットワークを通じてスタートアップの育成を図っています。この進出により、現地のスタートアップエコシステムとの繋がりが一層深まることが予想され、日台間の新たなビジネス機会の創出にもつながるでしょう。
開発創新管理顧問は、東京に続き福岡を第二の拠点として位置付け、ここを西日本における戦略的拠点へと育てていく意向です。これまでの豊富な経験をもとに、今後のさらなる発展に寄与することでしょう。
最後に
CDIBキャピタルは、スタートアップのグローバル展開を支援し、日本の市場におけるインパクトを広げるために福岡の地での活動を強化しています。今後の動向が非常に楽しみです。全国のスタートアップにとっても、新たなチャンスが訪れることでしょう。