bestat、資金調達成功
2025-10-20 11:16:45

3Dデータ処理を革新するbestat、シリーズAラウンドで1億円の資金調達を達成

3Dデータ処理を変革するbestatの挑戦



東京都文京区に本社を置くbestat株式会社は、産業用3Dデータ処理に特化したAIスタートアップです。このたび、同社はシリーズAラウンドで1億円の資金調達をファーストクローズしました。共同リード投資家にはIE AI&グリーン革命投資事業有限責任組合、DGインキュベーションのOpen Network Lab・ESG 1号投資事業有限責任組合、そして札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合が名を連ねています。

今回の資金調達は、bestatが本格的に事業拡大のフェーズに移行することを示す重要なステップです。新たな資金をもとに、営業や事業開発などの人材採用を強化し、さらにAIエージェントの開発を進める方針です。このエージェントは、製造業や土木業界での業務プロセスをAIで支援し、3Dデータの生成から報告書作成までを一貫して行えるものです。年度内には第一弾を実現する見込みです。

3D×AIで実現する業務プロセスの自動化



bestatの提供する「3D.Core」は、製造業やインフラ・土木の現場における3Dデータ活用に寄与してきました。今後はCADやBIM/CIMとの連携を強化し、写真や計測、点検、見積もりをAIによって自動化する方向へ進みます。これにより、従来の業務プロセスを飛躍的に効率化し、作業の生産性を向上させることが期待されています。

特に、3Dデータの利用において「ラストワンマイル」の課題を解決するために、今回の資金調達が重視されています。これまでの技術的な強みを活かし、業種を越えて広がる市場に向けた取り組みを加速させる狙いがあります。

投資家たちの期待と需要



この資金調達に対し、投資家たちからは期待の声が寄せられています。IE AI&グリーン革命投資事業有限責任組合の雨宮氏は、bestatの代表である松田尚子的強い意志と事業に対する真摯な取り組みを評価しています。また、製造業やインフラの現場での適用範囲が広がることで、bestatはデジタルツインの推進に貢献する存在になると強調しました。

同様に、Open Network Labの遊佐氏は、bestatの技術が国内の多様な現場において課題解決に寄与している点に注目。最新のAIやロボティクスの進展も味方に、グローバル市場でも通用するポテンシャルを秘めていると述べています。

組織拡大と採用強化



bestatは、この新たなステージを実現するために強固な組織づくりが不可欠です。今回の資金調達を契機に、事業開発専任の人材採用やAIエージェントの進化を担うソフトウェアエンジニアの採用を加速することが明らかにされました。これにより、3Dデータ処理技術の社会的な普及を進め、より多くの業種との連携を深める狙いがあります。

さらに、bestatはオンライン採用説明会を開催します。事業内容や社内文化を共有するこの説明会は、参加者がbestatの取り組みや雇用機会を理解する良い機会となるでしょう。

11月には2回の説明会が行われる予定で、参加を希望する方は、公式ウェブサイトから申し込むことができます。

今後の展望



bestatが描く未来は、産業用AIと3Dデータ処理の融合による新たな可能性を秘めています。次世代の「現場」を理解するAIの実現を通じて、世界中の多くの産業現場に変革をもたらし、持続可能な成長を実現することが期待されています。今後の活躍に注目が集まります。


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