株式会社クオーターバックが社名を「ren」に変更、未来のインスピレーションへ

株式会社クオーターバックが「ren」に社名変更

株式会社クオーターバック（東京都台東区）は、2025年7月1日付で社名を「株式会社ren」に変更することを発表しました。新しい社名には人と人との「つながり」を大切にする姿勢が込められています。これまで約40年間、企業のコミュニケーション課題に取り組んできた同社は、2021年に「つながりのデザイン」をブランドコンセプトに掲げ、より深い信頼関係の構築へと意識をシフトしています。

社名変更の背景

クオーターバックという社名は、アメリカンフットボールの中心的役割を持つポジションに由来し、企業における「ゲームメイキング」を重視してきました。しかし、VUCA時代に突入した現代では、従来の司令塔的役割が難しくなりつつあります。これを受け、同社はプロジェクト遂行のアプローチを見直し、チームメンバーそれぞれが自律的に活動し、共通の目的に向かって支え合う新しい形を模索しています。

旧社名から新社名への移行は、単なる表面的な変更ではなく、時代の変化に柔軟に対応するための重要な一歩として位置づけられているのです。

新社名「ren」に寄せる思い

新社名の「ren」は、日本語の「連（れん）」に由来しています。この言葉には「連携」や「連帯」といった意味が含まれ、人々が助け合い、共に成長することの重要性が伝えられています。株式会社renは、プロジェクトチーム、部門間、さらには取引先との良好なコミュニケーションがビジネスに及ぼす影響を重視し、その理念を基に新しい価値の創造を目指しています。

ビジネスシーンの現状と課題

今日のビジネス環境では、経済的効率性が重視されるあまり、コミュニケーションが断片化しがちです。この状況は、従業員の「本真な思い」を忘れさせ、孤独感を生み出しています。このような課題に直面する中で、株式会社renは人と人とのつながりを再評価し、相互信頼に基づくチームの力に光を当てることの重要性を唱えています。

これまでの実績と新しい理念を融合させ、現代のビジネスシーンにおいても有効に活用することで、さらなる成長と変化を求めているのです。