東京の新エネルギー
2025-03-10 14:37:59

東京の新エネルギー推進に向けた技術開発支援事業、注目の3事業が採択

東京の新エネルギー推進に向けた技術開発支援事業



東京都及び公益財団法人東京都環境公社は、「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」において、360度の視点から新しいエネルギーの活用を研究・開発する取組をサポートしています。令和6年度に新たに採択された3つの支援事業は、脱炭素化社会の実現に向けて、特に大きな期待が寄せられています。

新エネルギー技術開発支援の概要



この支援事業では、新エネルギーやその利活用に貢献する製品・サービスの調査研究や技術開発を行う企業グループに対して、最大30億円の助成金が用意されています。対象企業は、東京都内に本店または支店を構える大企業が中心です。支援対象者には助成率が適用され、対象経費の3分の2を補助します。支援期間は交付決定日から3年以内です。

各企業は、新エネルギーの普及を目的に、様々なプロジェクトを展開し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

採択された3つの事業



1. 水素エネルギー転換のための高圧水素ガス新流通形態・利用拡大実証事業



このプロジェクトは、サントリーホールディングスを代表とする企業グループによって実施されます。水素利用の普及を促進するため、新しい高圧水素ガス運搬機器を開発するほか、より効率的なサプライチェーンの構築とその実証を行います。これにより、水素エネルギーの利用範囲の拡大が図られることが期待されます。

2. 交換式バッテリーEV実証プロジェクト



三菱ふそうトラック・バスが中心となり、三菱自動車や他の企業と連携して進めるこのプロジェクトは、米国Ample社のバッテリー交換技術を活用します。都内に複数の交換ステーションを設置し、配送業務の電動化を目指して大規模な実証実験が行われる予定です。これにより、電動車両の普及が加速することが期待されます。

3. 新規HVO混合燃料の開発及びサプライチェーン構築



株式会社ユーグレナを中心としたこのプロジェクトでは、HVO(Hydrotreated Vegetable Oil)を基にした新たなバイオ燃料の開発が行われます。清水建設や東急バスなど多くの企業が関わり、将来的なバイオ燃料の普及に向けたサプライチェーンの強化とその社会実装を目指します。

まとめ



これら3つの取り組みは、東京の脱炭素社会を実現するための重要なステップです。新しいエネルギーの普及は、環境への影響を軽減しつつ、持続可能な社会を築くための鍵となります。今後も、東京都では様々な新エネルギー技術の支援を通じて、全国的な脱炭素化の波に乗り、未来の東京を実現していくことでしょう。詳しい情報は、公式ウェブサイトをご確認ください。


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