岡山大学工学部が台湾大学との共修プログラムを開始
国立大学法人岡山大学の工学部では、2025年の夏に、台湾・長庚大学との共同による多文化共修プログラムを実施することになりました。このプログラムは、2週間にわたり、持続可能な開発教育(ESD)の理念に基づき、国際的な視野を持つ人材の育成を目指しています。
プログラムの概要
プログラムには、岡山大学の学生18名が参加。彼らは、長庚大学の学生とペアやグループを組み、英語を共通言語として様々な活動を行います。具体的には、文化を共有し合うディスカッションや、実際に製品を生み出すモノづくり体験に取り組む予定です。
このプログラムでは、日本のモノづくり文化を深く理解するために、学外での研修も行います。例えば、日本刀や備前焼といった伝統工芸品の見学や製作体験を通じて、文化的背景や技術に対する認識を深める機会を提供しています。
創造的なモノづくりへの挑戦
また、両大学の学生が協力して、新しいアイデアを出し合い、実際にラジオの製作に挑戦するプロジェクトも計画されています。このように、単なる知識の習得にとどまらず、実際に手を動かすことで創造的なプロセスを体験し、より深い学びを得られることを目指しています。
参加者の成長
この多文化共修プログラムは、参加学生にとって貴重な国際交流の場となります。異なる文化や価値観に触れながら、自らの視点を広げ、グローバルな課題への意識を高めることができるのです。
プログラムは、岡山大学が地域社会及び国際社会への貢献を追求する中で進めるソーシャルインパクト事業の一環として位置付けられています。教育と研究の枠を超えたこの取り組みは、今後さらなる広がりを見せることが期待されています。
今後の展開
岡山大学は、このプログラムを工学部に限らず、他の学部とも連携し、より多様な形で発展させていく計画です。地域中核としての役割を果たし、特色ある研究大学として、さらなる教育・研究の向上を目指す岡山大学の取り組みに、ぜひご期待ください。
詳しい情報は岡山大学の公式サイトや、工学部のホームページをご覧ください。これからの活動に、さらなる注目が集まることでしょう。見学や参加を希望する方は、各お問い合わせ先へご連絡をお待ちしております。