2025年6月の首都圏における新築戸建価格動向
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社が発表した2025年6月の首都圏における新築戸建ての価格動向は、消費者にとって注目すべき内容となっています。アットホームは、独自に集めたデータを基に、アットホームラボ株式会社に分析を委託し、その結果を公開しています。
新築戸建の価格動向
首都圏における新築戸建の平均価格は、2025年6月に4,814万円に達しました。この価格は前月比で0.5%の増加となり、これで5カ月連続して上昇しています。また、前年同月比で見ると、5.7%の上昇となり、10カ月連続のプラス成長を記録しました。
特に注目すべきは、東京都下をはじめ、横浜市・川崎市、さらには神奈川県や千葉県の複数エリアが、2017年1月以降の最高額を更新したことです。このことは、都心やその周辺地域への需要が高まっていることを示しています。
エリア別の状況
さらに、首都圏以外のエリアでも動きが見られます。2025年の4月から6月の期間にかけて、8つのエリアのすべてが前年同期の水準を上回りましたが、京都府のみが前期比での下落となっています。このうち、京都府を除く7エリアでは2017年度の第一四半期以降の最高価格を記録しています。
こうした動きを見ると、地域によっては新築戸建ての人気が高まっていることがわかります。
調査対象エリア
この調査は、東京都の23区及び都下、神奈川県(横浜市・川崎市など)、埼玉県(さいたま市など)、千葉県(西部地域など)を対象に行われました。さらに、四半期ごとに公開されるデータには、北海道、宮城県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県などの情報も含まれています。
データの参照
調査データの詳細については、アットホームの公式ウェブサイトからPDFをダウンロードし、さらに詳しい情報を確認することが可能です。
まとめ
首都圏の新築戸建価格は、前向きなトレンドが継続しており、特に4つのエリアでの価格が顕著に上昇しています。これからの動向には引き続き注目が必要です。新築を検討している方にとっては、今が有利なタイミングかもしれません。永続的な価格の上昇が予想される中、賢い選択をするための情報収集をお勧めします。