新進気鋭の若手クリエイターが集結する展覧会「KUMA experiment vol.7」
2025年3月1日(土)から9日(日)まで、六本木のクマ財団ギャラリーにて展覧会「KUMA experiment 2024-25」vol.7『余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)』が開催されます。このグループ展は、クマ財団が支援するクリエイター奨学金の8期生から選ばれた45名による成果発表の場として、若手クリエイターたちの独自の視点と創造性が詰まった作品が展示されます。
余白の重要性
「余白」という言葉は、一見すると「無」を意味するように思えますが、実はその背後には作者の意図が潜んでいます。展覧会では、見えないものの大切さ、つまり物事の有限性の中に無限を見出すことの意義が探求されます。この期間中、参加するクリエイターたちがその意図をどのように具現化しているのか、ぜひ会場で体感してください。
参加クリエイターの紹介
展覧会には、様々な分野で活躍する若手クリエイターが参加します。彼らの情熱と独自のアプローチから生まれる作品は、それぞれ異なる視点で新たな未来を切り開こうとしています。
河田 歩里(Ayuri Kawada)
広島県出身の河田は、金属を使って自然の風景を作品に表現します。彼女は伝統的な技法を駆使し、絵のように自己表現を行います。
Kevin LEE C.Y
香港出身のKevinは、香港社会をテーマにした銀ビールでの作品づくりを行い、特に出稼ぎ労働者の視点を反映させています。
後藤 実穂(Miho Goto)
長崎生まれの後藤は、陶磁器を用いて感覚を可視化する試みに挑戦。微細な現象に着目し、作品を通じて感覚の変化を探ります。
都澤 円(Madoka Tozawa)
東京藝術大学に在籍する都澤は、染物や織物を用い、異素材を掛け合わせた立体作品を制作し、多様性の表現を試みます。
真弓 大輝(Daiki Mayumi)
兵庫県からやってきた真弓は、Human-Food Interactionを研究し、食と人間の感覚の新しい関係性を探求します。
Moche Le Cendrillon
セクシュアリティや美醜のステレオタイプを解体する作品を制作し、ドラァグパフォーマーとしても活動するMocheは、多様な視点から自己表現を行います。
会場詳細
展覧会『余白/blank/freiraum/空白(Kung¹ baak⁶)』は、入場無料で、クマ財団ギャラリーにてお待ちしております。開館時間は12:00から19:00で、火曜日は休廊です。ぜひこの機会に、若手クリエイターたちの意欲溢れる作品と、その背後にある思考を感じ取ってください。
会期:2025年3月1日(土)〜3月9日(日)
会場:クマ財団ギャラリー(東京都港区六本木)
URL:
KUMA財団公式サイト
新しい視点と可能性が交差する展覧会、皆さまのご訪問を心よりお待ちしております。