電通総研とChillStackが連携し不正経費の自動検知機能を強化

電通総研とChillStackの業務提携

2025年1月21日、株式会社電通総研は、株式会社ChillStackと取次販売契約を締結しました。この提携により、電通総研が提供する経費精算システム「CiX Expense」とChillStackの不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」が連携し、企業の経費管理がより一層強化されます。

現代の経費管理の必要性

リモートワークの普及に伴って業務効率化が進む一方で、経費の不正利用や管理業務の負担が増大しています。特に、インボイス制度などの法改正が影響を与え、経理職や管理職にとって厳しい状況が続いています。そのため、経費管理の精度を上げることが求められています。

「CiX Expense」の機能や優位性

電通総研が開発した「CiX Expense」は、申請時に設定されたルールに従わない場合、即座にアラートを表示する機能を持っています。このシステムは、従来からの申請管理の高度化を進めており、これまで以上に効果的な経費の管理が実現可能です。

「Stena Expense」の概要

ChillStackが提供する「Stena Expense」は、AI技術を用いて企業の経費申請データから不正利用をリアルタイムで検知します。このシステムにより、二重申請や不当な利用などが発見可能となります。さらに、特定の個人や店舗での経費が異常に高頻度で使用される場合も検知します。これらの特長により、経費精算の透明性が高まり、企業のガバナンス強化に寄与します。

主な特長

- AIによる不正検知: あらかじめ登録したルールやAIが学習したデータを基に、自動的に不正や異常を検知します。
- 不正経費の一覧表示: 不正利用の種別や日付など多様な項目でフィルタリングができ、全体の傾向を把握するのが容易です。
- AIの判断根拠の可視化: 不正と判断された理由をグラフなどで可視化するため、社内での理解を深めることができます。

今後の展望

電通総研は、これからも「CiX」シリーズを通じてバックオフィス業務の生産性向上や、企業の経営管理の高度化を目指し続けます。テクノロジーと人の協力によって、さらなる技術革新とサービスの提供を進めていく予定です。