ESETの新たな脅威インテリジェンスサービス
この度、ESET(本社:スロバキア)が自社の脅威インテリジェンスサービスであるESET Threat Intelligence(ETI)を大幅に強化し、新たにフィードとAPTレポートの提供プランを追加しました。このサービスは、世界のトップセキュリティ専門家による脅威インテリジェンスとAIを活用した高度な監視、ハンティング、および調査を組み合わせ、企業がよりプロアクティブなセキュリティ対策を実現できることを目的としています。
提供フィードの拡充
まず、ETIの提供するフィードが従来の8種類から15種類に増加しました。これには、ランサムウェア、スミッシング、クリプトスキャム、APT IoC、ボットネット、フィッシングURLなどが含まれており、独自の脅威インテリジェンスによって最新のサイバー攻撃に即座に対応できる体制が整っています。最新かつタイムリーな情報が提供されることで、企業は新たなビジネスリスクや未知の脅威を迅速に特定し、対策を講じることが可能になります。
APTレポートの新プラン
さらに、中小企業を含むあらゆる規模の組織が利用できる新しいAPTレポートプランも登場しました。SOC担当者からCISOに至るまで、それぞれの役割に応じた詳細なレポートと分析が提供されます。これにより、組織内での情報共有が促進され、迅速な意思決定が可能となります。この新プランでは、セキュリティに関する質問に自然言語で対応する生成AIチャットボット「ESET AI Advisor」を利用できます。これにより、APTレポートの要約や脅威の分析にかかる時間が短縮され、対策がより効果的になります。
柔軟なカスタマイズと統合
ETIはまた、カスタマイズ可能な柔軟な提供形態が特徴です。既存のセキュリティ環境にシームレスに統合できるため、サイバーセキュリティ管理を効率化し、多様な攻撃対象領域の可視性を向上させます。ESET Connectを経由して、Microsoft SentinelやIBM QRadarなど、多数の主要ベンダーと統合しているため、各組織は自らの環境に最適なセキュリティ対策を実施できます。
ESETの展望
ESETの最高技術責任者であるJuraj Malcho(ユライ・マルホ)氏は、「サイバー攻撃には国境がありません。ESETは、世界中で蓄積した高品質なデータを元に、迅速なインシデント対応を可能にするサービスを提供します。これにより、お客様の資産を保護することが私たちの使命です」とコメントしています。
ESETはまた、業界をリードするセキュリティブログ「welivesecurity.com」を通じて新たな脅威やキャンペーン情報を広く共有しており、セキュリティ意識の向上にも寄与しています。サイバーセキュリティの分野で高度なインテリジェンスが求められる中、ESETの新たな取り組みは特に中小企業にとって有益な選択肢となるでしょう。
今後のESETのサービス展開に注目です。ぜひ、ESET Threat Intelligenceの公式ページで詳細情報をご覧ください。