アジア市場への進出を果たすWayback Burgers、表参道の成功を基に拡大へ

アジア市場を狙うWayback Burgersの歩み

アメリカ合衆国から誕生した「Wayback Burgers（ウェイバック・バーガーズ）」が、東京・表参道での成功を経て日本及びアジア市場に本格的に進出します。世界40カ国に展開するこの人気のハンバーガーチェーンは、2025年7月2日に新たに「株式会社WBF（Wayback Burgers Franchise）」を設立し、今後のフランチャイズ店舗の展開に向けた準備を進めています。ここでは、その魅力と成長の背景を探ります。

Wayback Burgersとは？

Wayback Burgersは、1991年にアメリカ・コネチカット州で誕生したグルメバーガーチェーンです。現在は全米50州、さらには世界40国以上に広がる勢いを見せています。自慢のメニューは手作りの本格ハンバーガーや濃厚なミルクシェイク。また、アメリカンダイナーの雰囲気を醸し出す店舗デザインが特徴で、家族層を中心に多くのファンを獲得しています。

フランチャイズビジネスとしても成長が期待され、様々なメディアで取り上げられています。その豊富な経験と安定した収益性により、多くの投資家や企業家から注目を浴びているのです。

表参道での成功と日本市場への適応

Wayback Burgersは2024年、東京・表参道にて日本市場向けにポップアップ店舗を期間限定でオープンしました。この店舗では、アメリカンスタイルのボリューム感と日本人の味覚に合わせたレシピが見事に調和し、SNSやグルメメディアで話題となりました。顧客を対象とした満足度調査では、90％以上の人々が「再訪したい」と回答し、多くの支持を集めています。この成功は、今後の常設店舗及び全国フランチャイズ展開の足掛かりとなりました。

フランチャイズ展開の戦略

表参道での成功を手に入れたWB Burgers Japan株式会社は、新たに「株式会社WBF」を設立し、フランチャイズビジネスの強化に乗り出します。具体的な戦略としては、日本国内でのフランチャイズ店舗の展開、ゴーストキッチン型のデリバリー店舗導入、またアジアの10ヵ国に現地法人と提携してフランチャイズを拡大する計画が挙げられます。また、加盟説明会の実施も視野に入れ、新規開業希望者とのネットワーク構築を進めていきます。

未来を見据えたビジネスモデル

Wayback Burgersが他のフードビジネスと一線を画すのは、リアル店舗とデジタル戦略の融合です。都市部にゴーストキッチン型のデリバリー専門店舗を設け、限られたスペースとコストで高い収益を上げることを目指しています。このモデルは、コロナ後の飲食業界において注目されています。

さらに、アジア各国の文化や宗教に配慮し、ハラール対応やヴィーガンメニューの導入も考えており、幅広いニーズに応える柔軟なブランド展開を目指しています。

米国本社の国内外での上場と展望

Wayback Burgersの親会社であるWB Burgers Asia, Inc.は、現在米国OTC市場に上場しており、国際展開を支える基盤としての役割を果たしています。今秋にはOTC市場での取引再開を予定しており、さらにはNASDAQ市場への上場を目指す段階にあります。この資本市場での存在感は、アジア市場におけるフランチャイズ展開やブランド価値の最大化に向けた大きな一歩です。

Wayback Burgersが日本市場及びアジア各国でどのような展開を見せていくのか、その未来に注目です。