新たな動き、暗号資産
2025-06-30 16:50:13

サイバーステップが暗号資産戦略部門「クリプテック・キャピタル」を新設

サイバーステップ、新たな暗号資産事業を開始



2025年6月30日、サイバーステップ株式会社は取締役会にて新たな事業の開始を決定しました。この事業は、暗号資産を中心とした「クリプテック・キャピタル(CRYPTECH Capital)」という戦略部門を設立し、暗号資産の計画的な備蓄と運用を行うものです。

新事業の背景


サイバーステップは、既存事業の発展とともに新しい収益基盤を確立することを目指してきました。今回の新設部門では、暗号資産に集中することで、一層の企業価値の向上を図る考えです。暗号資産を購入してから売却することで得られるキャピタルゲインや、保有中の暗号資産から得られる利息などのインカムゲインを両立させることが、この事業の根幹になります。

自己循環型トークンエコノミーの実現


この新しいモデルでは、ゲームやミームから派生したトークンを、ビットコインやイーサリアムといった主要な暗号資産に換えていきます。これにより、ユーザーが参加するコンテンツから生まれた価値が、企業資産に戻り、自己循環型の経済が形成される狙いです。

暗号資産市場の展望


サイバーステップは暗号資産市場の成長性を非常に高く評価しています。長期的には、株式や不動産などの伝統的な資産クラスを上回る成長も期待され、また規制が整備されることで、機関投資家の参入が促進される見込みです。

特に、ミームコインは新しいマーケティング手法として注目を集めています。実世界の資産をトークン化し、ブロックチェーン上で取引する「リアルワールドアセット(RWA)」との親和性も高く、サイバーステップのWeb3プロダクトとの連携が進むと考えられています。

メタバース経済の未来


暗号資産戦略部門「クリプテック・キャピタル」を核としたアプローチにより、資産管理とユーザー体験を垂直に統合していく計画です。さらに、自社のコインを発行し、決済や特典、投票権など、価値や利便性を拡充させるユーティリティ展開も視野に入れています。

今後の展望


今後は市場環境に応じて、キャピタルゲインとインカムゲインの比率を柔軟に調整し、資産の安定性と成長性のバランスを保つ方針です。2026年5月期には、初期投資額を2億円とし、将来的には最大で10億円までの備蓄を段階的に検討しています。市場の流動性やボラティリティを考慮しながら、機動的な資産運用を進めていきます。

また、サイバーステップのWeb3サービスで生成されたトークンを、主要な暗号資産に換えて循環させる資産モデルを本格的に開始します。ユーザー参加型のコンテンツから企業への収益基盤を醸成するための動きを加速させていく計画です。


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