『マネーフォワード Admina』がもたらす業務効率化
情報システムの運用において、アカウント管理は多くの担当者にとっての悩みの種となっています。企業内で利用されるSaaS(Software as a Service)の数が増え、月次業務の煩雑さが増加する中で、アカウントの発行や削除、権限管理は非常に手間のかかる作業となっていました。そんな悩みを解消するために登場したのが、マネーフォワードi株式会社が提供する『マネーフォワード Admina』の「オートメーション機能」です。
オートメーション機能の概要
「オートメーション機能」は、従業員の入社日や退職日をトリガーに、必要なSaaSアカウントの自動発行と削除を実現します。この機能は「Admina Directory」と呼ばれる、人事データベースと連携しており、入社や退職に伴う情報の変更を自動で反映します。また、全従業員に対して一律にアカウントを発行したり、特定部門に限定した発行も可能です。これにより、企業の内部でのアカウント管理業務が大幅に効率化され、情シス担当者の負担を軽減することが期待されています。
利用シーンと今後の展望
今後は、既存のワークフローシステムとも連携を強化し、アカウントの発行や削除を承認プロセスの中に組み込むことが予定されています。また、IdP(Identity Provider)を利用したSaaSの自動割り当てや、プロフィールのプロビジョニングといった機能も段階的に追加していく計画です。
ユーザーの声を反映した開発
この機能は、多くのユーザーからの声をもとに開発されました。特に、限られたリソースでの管理が難しく、アカウントの利用状況の可視化や管理業務の自動化を求める声が寄せられてきました。これに応える形で実現された「オートメーション機能」は、従業員の入退社と連動してアカウントを適切に管理する道を切り開いています。
マネーフォワードの目指す未来
マネーフォワードi株式会社の取締役CPOである村上勝俊氏は、この機能の意義について次のように述べています。「アカウントやデバイス管理、ヘルプデスク業務は特に多くの時間を要します。この機能を利用することで、情報システム部門は企業の成長を支える戦略的な役割へと進化し、効率化をさらに推進していくことができるでしょう」。
オンラインセミナーで新機能を体験
新機能の詳細については、オンラインのセミナーを通じて紹介されます。セミナーでは、村上氏が機能の開発背景や設計思想を説明し、実際のライブデモを交えてその実用性を示します。入社や退職時におけるアカウント管理の煩雑さをどのように自動化できるか、更に具体的なユースケースも紹介される予定です。参加は無料で、興味がある方は公式サイトからお申し込みが可能です。
まとめ
『マネーフォワード Admina』は、SaaSとデバイスの情報を従業員情報と結びつけることで、IT資産の可視化を進めています。「オートメーション機能」が導入されることで、業務の効率化が一層進むことが期待されます。
ぜひ、最新の機能を体験して、その変革の一端を実感してください。詳細については、公式サイトやオンラインデモをご覧ください。