八千代市で進む健康づくりの新たな展開
千葉県八千代市において、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、八千代市、日本電気(NEC)、日立製作所、ヤマハ発動機の5社が協力し、「健康なまちづくり」の推進に向けた覚書を締結しました。この取り組みには、UR賃貸住宅団地を中心に地域住民の健康を促進し、まちの活性化を図るための様々な施策が盛り込まれています。
取り組みの背景
本プロジェクトは、UR都市機構と八千代市が2017年に締結した協定に基づいています。その中で、ヘルスケアに関連する課題に特化し、新たなサービスやビジネスの創出を目指しています。最近では、地域住民が健康に関心を持つ中、NECとヤマハ発動機、日立の三者が新たに参加し、5社による包括的な連携が実現しました。
実施内容
今後半年間、高津団地をフィールドにさまざまなサービスが実証されます。これには、外出や社会参加を推進するアプリの提供や高齢者向けの交通手段として小型電動車の運行が含まれています。実証実験では、参加者が健康増進に取り組む中で得られるデータをもとに、効果を検証し、今後の取り組みを改善していく予定です。
各社の役割
- - UR都市機構: プロジェクトの全体総括や施策の検討、インフラの整備を担当します。学術機関と連携し、効果の把握や分析も行います。
- - 八千代市: 地域活動組織との協議やデータ提供などを行い、地域の活動をコーディネートします。
- - NEC: 地域の福祉・健康施策の枠組みを検討し、その効果を分析する役割を担います。
- - 日立: 健康増進を支援するスマートフォンアプリを提供し、社会参加を促進します。目標達成によるインセンティブも用意しています。
- - ヤマハ発動機: 高津団地や周辺地域内での移動手段としてグリーンスローモビリティを導入し、外出機会を創出します。
未来の展望
このプロジェクトを通じて、地域の少子高齢化やつながりの希薄化といった社会課題に取り組み、より良いコミュニティづくりを進めていきます。各社が専門技術を活かしたサービスを提供し、多世代が安心して暮らせる地域社会の確立に向けた連携が期待されます。
お問い合わせ先
本プロジェクトに関する詳細は、各社に直接お問い合わせください。UR都市機構や八千代市の担当者が、各種ウェルビーイング施策に関する情報を提供します。今後の進捗にも注目です。