JR東京総合病院が新しい医療の形へと進化します!
東京の中心で、JR東日本グループが運営するJR東京総合病院が、待望の新棟「A棟」を3月24日にオープンさせ、さらに外来棟「B棟」をリニューアルします。この改装は、患者一人ひとりに寄り添う質の高い医療サービスを提供することを目指しています。
新棟「A棟」の特長
新病棟「A棟」には、患者支援センターが設けられます。このセンターでは、看護師や医療ソーシャルワーカーが、患者の治療から生活支援まで、一貫してサポートを行います。特に医療、介護、福祉のさまざまな相談に対応できる体制を整え患者の不安を少しでも和らげることが期待されています。
加えて、すべての多床室は4床室としてプライバシーへの配慮がなされ、外来棟と同様に、個室や多床室にはトイレを完備。自然光を最大限に活かす設計が施され、快適な療養環境の実現に向けた取り組みがなされています。
感染症への対応体制
新型コロナウイルスやその他の感染症の影響を受け、強化された医療環境が新棟「A棟」には待っています。陰圧病室や無菌個室の設置により、感染症対策が万全に整えられています。患者の安全な療養を支えるために、拡大した救急外来の設計もされ、放射線検査処置スペースの確保が進められています。
病院職員の環境改善
医療を支える職員にとっても魅力的な環境が整備されました。ゆったりと過ごせる休憩スペースやカフェのような社員食堂など、スタッフの働きやすさも重視されています。また、執務スペースを集約し、コミュニケーションの活性化を図る取り組みがなされています。
外来棟「B棟」のリニューアル
新病棟「A棟」のオープンと同日に、外来棟「B棟」もリニューアルされています。新たに消化管検査センターが設置され、最新の手術支援ロボット「hinotori™」が導入されることで、急性期医療にも力を入れていく方針です。このロボットは高精度な手術を実現し、地域医療の充実へ貢献することが期待されています。
今後の展望
今回の施設リニューアルは、JR東京総合病院が「CURE(医療の質の向上)」「CARE(患者様ファースト)」「COMMUNITY(地域とともに)」という3つの柱を基盤に、さらなる医療サービスの向上へつながっていくことでしょう。また、現病棟の解体後には美しい中庭が整備され、患者様や地域の皆様に癒しの空間を提供する予定です。この計画が実現するのは2028年春ごろとされていますが、今からとても楽しみですね。
新しいJR東京総合病院は、すべての患者にとって、安心し、快適に療養できる場所となることでしょう。地域の医療を支える心強い存在になることを期待しています。