アニメの新たな未来を切り開く『Creadom8』
元バンダイナムコピクチャーズ社長が立ち上げたアニメ制作会社『Creadom8』。2024年10月に始動し、2025年には東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)内に本社を移転し、制作スタジオを開設することになりました。この新しいスタジオ設立は、アニメ業界における新たな可能性を模索する重要な一歩となります。
1. 新会社『Creadom8』の背景
『Creadom8』の名称は、「create」や「creative」といった言葉に接尾語「-dom」を組み合わせたもので、これには創造力をシェアし、広がりを持たせるという意味が込められています。また、数字の“8”は縁起の良い象徴でもあり、同社が無限大の拡張を目指す姿勢を表しています。
2. TCICへの移転に伴う新たな挑戦
2025年8月1日、Creadom8は中野区のTCICに移転し、新たな制作スタジオをスタートします。近年、アニメ制作の需要が増加する中で、自社での制作体制の確立が不可欠であると判断された結果です。これにより、安定的なコンテンツ開発が可能となり、これまで以上にスムーズにテレビアニメシリーズなどの制作を進めることができるようになります。
3. ミッションとビジョンの策定
移転に伴い、Creadom8は新たにミッション、ビジョン、バリューを策定しました。ミッションは「世界の創造力をつなぎ、エンターテインメントの力で世界をつなぐ」というもの。これを実現するため、すべての人が持つクリエイティビティを育み、国境や文化を超えて感動を共有し、心豊かな世界を作ることを目指しています。
4. TCICでの成長と発展
TCICは、コンテンツ関連産業のための創業支援施設として、現在多くのスタートアップが集まる場所です。この環境を活かし、Creadom8はスタッフ同士のコミュニケーションの活性化を図り、創造的な新規IPの創出を目指します。また、ライセンス事業や商品化に関する新たなビジネスも計画しており、スタッフの増員も予想されています。
5. 代表者の経歴とビジョン
Creadom8の代表取締役である尾崎雅之氏は、大阪大学を卒業後、銀行業を経て、アニメ業界に転身しました。サンライズやバンダイナムコピクチャーズで培った豊富な経験をもとに、アニメ制作の未来へ挑む姿勢を貫いています。彼のリーダーシップの下、『Creadom8』は新しいエンタメの潮流を作り出していくことでしょう。
まとめ
『Creadom8』の制作スタジオ開設は、東京のアニメ業界に新たな風を吹き込むものになるはずです。私たちもその躍動的な未来に注目し、新しいアニメーション作品の数々を楽しみに待ちたいと思います。アニメ制作の新たなステージがどのように展開されるのか、期待が高まります。