奇跡の民族融和オーケストラ、バルカン室内管弦楽団が東京公演を開催
2025年5月、バルカン室内管弦楽団が主催する『World Peace Concert』が東京で行われます。このオーケストラは、異なる民族が融和し共存することの重要性を音楽を通じて発信しており、特に注目されるコンサートです。
2025年5月15日(木)に開催される東京公演は、杉並公会堂での演奏を予定しています。指揮には栁澤寿男氏が登壇し、特別ゲストとしてピアニストの吉村美華子さんが参加。演目には、サン=サーンス作の「ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 作品103『エジプト風』」や、ベートーヴェンの「交響曲第5番 ハ短調 作品67『運命』」が予定されています。
このコンサートは、バルカン室内管弦楽団の音楽監督である栁澤寿男氏の興味深い経歴にも支えられています。彼はコソボフィルハーモニー響の首席指揮者を務めており、国際的な音楽シーンでの活躍が期待されています。また、彼の趣味はスキーや健康に関することなど多岐にわたり、音楽に対する情熱が伝わってきます。
このオーケストラは、旧ユーゴスラヴィア地域の音楽家たちが集まり、民族を超えた協力の象徴とされています。これまでにも日本国内外で行われた公演では、聴衆を感動の渦に巻き込み、多くのメッセージを伝えてきました。2015年に始まった『World Peace Concert』シリーズは、各地で成功をおさめており、その活動は現在も続いています。
加えて、2025年5月16日(金)には鎌倉でも公演が予定されています。こちらにはシベリウスの「フィンランディア」や、ドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」が演奏され、特別対談も行われる予定です。音楽を通じて広がる友情の輪を感じることができる特別なイベントとなるでしょう。
また、5月21日(水)にはめぐろパーシモンホールにおいても特別演奏会が開催される予定です。R.シュトラウスの「アルプス交響曲作品64」など多彩なプログラムが組まれ、音楽愛好家には見逃せない一夜となることでしょう。
これらのコンサートの入場チケットは、一般が5000円(東京公演)、3500円(鎌倉公演)と、手頃な価格で提供されています。教育を受ける若い世代への支援も考慮され、高校生以下は割引価格で入場できるのも魅力です。
音楽を通じた平和のメッセージを現代に伝えるバルカン室内管弦楽団の公演は、必見です。これからも異なる文化や民族が交流する場を持ち、共感し合える機会が増えることを期待しています。ぜひ、この機会に素晴らしい音楽を体験し、心を豊かにしてください。