廃プラスチックの再生へ
2025-08-13 16:33:56

エンビプログループ、廃プラスチックのケミカルリサイクル実証事業を開始

エンビプログループ、廃プラスチックのケミカルリサイクル実証事業を開始



株式会社エンビプロ・ホールディングス(以下「エンビプロ」)は、廃プラスチックのケミカルリサイクルに向けた新たな取り組みを発表しました。本事業では、独自技術を用いた実証プラントにて、廃プラスチックを原料とし、リサイクルにチャレンジします。この活動は、廃プラスチックの処理問題や資源循環社会の実現に向けた重要な一歩となります。

実証事業の概要



エンビプロは、連結子会社の株式会社ブライトイノベーションと連携し、荏原環境プラント株式会社の協力のもと、千葉県袖ケ浦市で実施されるケミカルリサイクル実証事業に参加しています。この事業では、廃プラスチックを熱分解し、得られた油やガスをプラスチックの製造原料として活用可能であることを証明することが目的です。

「ICFG®内部循環流動床ガス化システム」という荏原環境プラントの先進的な技術を用いて、1日あたり約1トンの廃プラスチックを処理する実証プラントが稼働します。このプラントは、スケールアップに向けた技術的検証やシステムの最適化、安定稼働の確認を行い、事業性を判断する重要な役割を果たします。

特に、比較的処理しやすい廃プラスチック以外にも、建築廃材を含む汚れた廃プラスチックからも生成油やガスを得ることを目指し、品質向上や安定した連続稼働に向けた知見を蓄積していく方針です。

環境への影響



エンビプロは、今回の実証事業を通じて得られるデータや知見を基に、ケミカルリサイクルの社会実装に向けたスキームを構築していく考えです。これにより、産業廃棄物のリサイクル率を上げ、資源の有効活用を促進することが期待されます。環境省が推進する脱炭素型循環経済システムの実現に寄与することも視野に入れています。

この事業は、環境省の補助金制度にも採択されたものであり、持続可能な社会の実現に向けた期待が高まっています。エンビプログループは、今後も産官学の連携を深めることで、より効果的な循環システムの構築や新たな技術の開発に努めていく所存です。

お問い合わせ先



エンビプログループへの問い合わせに関しては、環境事業推進部までご連絡ください。
TEL: 03-6280-3938
WEB: エンビプロお問い合わせページ

この取り組みは、私たちの未来への道筋を示す重要なものであると同時に、さまざまな廃棄物の問題を解決するための可能性も秘めています。エンビプロが描く持続可能な循環型社会の実現に向けて、今後の進展に注目が集まります。


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