渋谷区が取り組む落書き消去で美しい街へ
渋谷区は令和7年6月2日に、東京電力パワーグリッド株式会社渋谷支社と東日本電信電話株式会社東京南支店とともに「電柱等の落書き消去に係る協定」を締結しました。この取り組みは、区内の電柱や地上機器、電話ボックスなどへの落書きを迅速に消去するためのものです。落書きがないクリーンな街を目指して、効果的な体制が整いました。
取り組みの背景
渋谷区内では、渋谷駅周辺を中心に落書きの問題が深刻化しており、区は令和3年度に「落書き対策プロジェクト」を立ち上げ、消去活動を行ってきました。このプロジェクトには、地元住民やボランティア団体、事業者と協力し、地域全体で落書き対策に取り組む「らくがき消去サポーター事業(以下「らくサポ」)」が含まれています。この活動により、現在までに約15,000平方メートルの落書きを消去しています。
平成6年度の「らくがき消去サポーター事業」から、より広範囲な落書き対策が求められるようになり、電柱だけでなく地上機器や電話ボックスなどへの落書きも消去対象とする必要性が増しました。この背景を受けて、今回の協定締結に至りました。
協定の内容と組織体制
新たに締結されたこの協定では、電柱だけでなく、地上機器や電話ボックスといった他の落書き対象物についても、東京電力とNTT東日本が管理し、渋谷区と「らくサポ」によって迅速に消去するための体制を整えます。この体制により、地域全体が一丸となって、落書きのないクリーンな街づくりを進めることができます。
具体的な消去活動は、渋谷区が主体となり、関係者と連携して行われます。これまでの成果を活かしつつ、新たな取り組みとしてのスピード感と効率性が求められます。この協定がもたらすメリットは、まずは街の美観を保つことですが、より深い意味では地域活動への参加促進や、地元住民同士のつながりを強めることにもつながります。
落書き消去の現状
現段階で、渋谷区内の電柱や地上機器、電話ボックスなどの落書きの現状については、引き続き調査と監視が行われています。区民から寄せられる声や、ボランティア団体の活動実績をもとに、効果的な消去計画が策定されているのです。また、啓発活動として落書きの防止に向けた取り組みも同時に行われています。
この取り組みは、地域をより魅力的にするだけでなく、未来の世代にも清潔な街を引き継ぐための重要なステップです。今後も渋谷区の「落書き対策プロジェクト」は、地域の協力のもと、さらなる発展を目指していくことでしょう。
まとめ
美しい街を保つには、地域の皆が協力し合うことが必要不可欠です。渋谷区の新たな協定締結は、その第一歩となることでしょう。これからも渋谷区の取り組みから目が離せません。私たちもこの活動に関心を持ち、地域の美化に貢献していきたいと思います。たくさんの方々にご参加いただけることを期待しています。
詳細については、渋谷区の公式ページもぜひご覧ください。
落書き消去に係る環境整備事業