TKC、育児・介護休業に新手当を導入し支援体制を強化
株式会社TKCが育児・介護休業支援の新制度を発表
株式会社TKC(所在地:栃木県宇都宮市)は、令和7年10月1日より新たに「育休・介護休フォロー手当」の制度を導入することを発表しました。この制度は、社員が育児や介護で長期休暇を取得する際、代替業務を担う同僚に対する報酬を支払うもので、育児や介護に専念できる環境作りを目的としています。
制度誕生の背景と目的
社員の育児休業や介護休業を取得する際、休業者が所属している部署では、他の社員にその業務を引き継ぐ必要があります。その結果、代替業務を引き受ける同僚には適切な評価と報酬が必要とされます。新たに導入される育休・介護休フォロー手当によって、代替業務に携わる社員への報酬を提供し、且つ育児や介護に集中できる環境を整えることができます。
この手当を通じて、以下の3つの目的を達成することを目指しています。
1. 休業を取得する社員が安心して育児や介護に専念できる環境を整備する。
2. 同僚社員に代替業務の負担を軽減し、その報酬を提供する。
3. 育児休業の取得率を向上させ、男女ともに100%を目指す。
育休・介護休フォロー手当の概要
この育休・介護休フォロー手当は、産前産後休暇や育児休業、介護休業、傷病欠勤などによって1か月以上の継続して休業する社員の業務を代替する同僚に支給されます。手当の具体的な内容については以下の通りです:
1. 支給方法:手当は直後の賞与において、担当社員一律で均等に支給されます。
2. 支給額:代替業務を行った社員には、1か月あたり5,000円が支給されます。
3. 選定方法:部門長が賞与考課時期に評価を行い、その結果をもとに支給対象を選定します。
4. 業務代替期間:休業する社員が連続して休業した月の1日から末日までが対象となります。人員補充が行われた場合は、その補充の前月までが適用されます。
成果と今後の展望
この制度の導入によって、TKCでは社員が安心して育児や介護休業を取得できる職場環境づくりに向けた一歩を踏み出しました。今後も業務を支える社員への公正な報酬支給を実施し、さらなる働きやすい環境作りに取り組む所存です。また、この制度は育ぜることができる企業文化の強化につながり、ひいては社会全体の育児や介護に対する意識向上にも寄与することを期待しています。社員一人ひとりが充実したライフスタイルを持ちながら、職場での役割を果たせるような会社を目指して、TKCは変わらぬ努力を続けていきます。