リサイクルカーペット認定制度が始動
持続可能な社会の実現に向けた取り組みが進む中、新たな動きが注目されています。日本リサイクルカーペット協会が2024年7月から「リサイクルカーペット認定」制度を導入し、今年12月までに68アイテムが認定を取得したことを発表しました。この制度は、リサイクルされたカーペットの品質や性能を保証するもので、消費者に選ばれるリサイクル製品の基盤をつくることを目的としています。
新たな認定商品一覧
今回、リサイクルカーペット認定を取得したのは、以下の3社からの製品です。これには、全く新しいデザインや機能が取り入れられたアイテムも含まれており、家庭やオフィスでの使用が期待されています。
- - 川島織物セルコン: 4柄16アイテム
- - スミノエ インテリア プロダクツ: 6柄36アイテム
- - 田島ルーフィング: 3柄16アイテム
詳しい商品リストは
こちらで確認できます。
日本リサイクルカーペット協会の活動
この取り組みを進めている日本リサイクルカーペット協会は、東京都千代田区に本拠を置き、近藤忠稚会長が率いています。協会の目的は、カーペットリサイクルの促進であり、設立は2023年11月1日の「カーペットの日」に行われました。約20年前からスタートしたタイルカーペットのリサイクルは、現在に至るまで約6000万㎡、すなわち30万トンの素材が循環利用されています。
サステナブルな未来
現在、日本国内でのタイルカーペット市場の約20%にあたる年間500万㎡がリサイクルされています。この成果は、リサイクルの各段階に関わる「使う人」「回収する人」「再生する人」「作る人」が協力し合うことで実現されています。このように、業界を超えて連携することにより、サステナブルな製品の流通が可能になり、環境への配慮がなされた製品が確保されるのです。
まとめ
リサイクルカーペット認定制度は、環境問題に敏感な現代において、持続可能な社会に一歩近づくための新たな試みです。新たに認定された68アイテムは、これからのカーペット選びに影響を与えるでしょう。住環境を見直すきっかけにもなりますので、ぜひチェックしてみてください。あなたの選択が未来の地球を守る一助となるかもしれません。