シーイーシーとディー・ディー・エスの資本業務提携
2023年、セキュリティ業界に新たな動きがありました。株式会社シーイーシー(CEC)と株式会社ディー・ディー・エス(DDS)が資本業務提携を締結し、セキュリティサービス事業のさらなる発展を目指すことが発表されました。この提携により、両社はそれぞれの技術と市場におけるリーダーシップを生かして、より高度な認証ソリューションの提供を行います。
 資本業務提携の背景
シーイーシーは、自社開発の認証ソリューション「SmartSESAME」シリーズで、官公庁や自治体を中心に1,100を超える導入実績を持っています。一方、ディー・ディー・エスは認証セキュリティとゼロトラスト領域において高い技術力を誇り、多要素認証やクラウド認証サービスの開発・販売を行っています。この提携は、両社の強みを結集し、顧客にとってより魅力的な製品とサービスを提供することを目指しています。
 提携の目的と期待される効果
具体的には、シーイーシーの「SmartSESAME」シリーズの認証技術を、ディー・ディー・エスのセキュリティサービス事業に組み入れることで、両社は連携しながら顧客開拓を進めます。また、顧客が必要とするセキュリティソリューションを一層充実させ、高付加価値のサービスを提供することが期待されています。
 各社の特色に迫る
 シーイーシーの特徴
株式会社シーイーシーは1968年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。資本金は65億8,600万円で、代表取締役社長は姫野貴氏です。同社はインテグレーション、コネクティッド、ソリューションの3つの事業セグメントでビジネスを展開しており、特にセキュリティサービスに注力しています。最先端の技術を駆使した商品と、業界に特化した課題解決に力を入れています。
 ディー・ディー・エスの特徴
ディー・ディー・エスは1995年に設立され、東京都新宿区を拠点として活動している企業です。資本金は1,000万円で、代表取締役社長は池要翰氏です。PCやスマートデバイス向けの認証ソリューションを中心に、生体認証技術を活用したセキュリティ製品の開発を行っており、クラウド市場向けの認証管理商品のライセンス販売も手掛けています。
 今後の展望
両社の提携は、今後のセキュリティ業界において注目を浴びるものと考えられます。両者が相互に技術と情報を活用し、顧客にとって有益なソリューションを提供することで、業界全体の技術力向上に繋がることが期待されます。この提携により、業界に新たな潮流が生まれ、より安全な環境が構築されることを願うばかりです。今後の展開を楽しみにしている方も多いことでしょう。
 
