教員向け生成AI活用講座が大分県で開催、教育現場の最前線を探る

教員向け生成AI活用講座が大分県で開催

2025年6月4日（水）、大分県立情報科学高等学校にて、株式会社インターパーク主催の「生成AI活用講座」が行われます。本講座の目的は、生徒が生成AIをより効果的に活用できるよう、教員自身がその可能性を学ぶ場を提供することです。

背景: 生徒のAI活用の広がり

同校では、授業の中で生徒がChatGPTなどの生成AIを積極的に使う環境が整っています。この流れを受けて、教員たちは「生成AIを授業にどう取り入れるか」「どの部分までを生徒に任せ、どこからが教員の役割か」といった課題について真剣に考えるようになっています。

今回の講座では、こうした現場の声を反映し、教育における生成AIの活用方法や校務における実践事例が紹介されます。生徒への効果的な指導アプローチについても学ぶことができ、教員にとって必要なスキルを身につける貴重な機会となるでしょう。

実務に基づいた知識を教育現場へ

インターパークは、生成AIやノーコード技術を用いたクラウドアプリケーションの開発を行っており、地域のデジタルシフトを推進するための取り組みを続けています。社内では、エンジニアだけでなく営業やマーケティングなどの非エンジニア職も生成AIを利用しており、現場から得た知見を教育現場に活かすことで、教員の業務を支援します。

講座では、生成AIの基本的な仕組みや、生徒が作成した原稿を利用した指導法、志望理由書作成におけるプロンプト設計の工夫などが紹介されます。また、教員の業務を効率化する方法として、文書作成支援などの具体的な活用法が提案される予定です。

講座の概要

- 開催日時: 2025年6月4日（水）15:00
- 場所: 大分県立情報科学高校会議室
- 対象: 同校教員約40〜50名
- 講師: 株式会社インターパーク梶原友昭／樫山果歩

講座内容（予定）

1. 生成AI（ChatGPT）の基本的な仕組み
2. 教育現場での生成AI活用法について
- 生徒が作成した原稿を用いた指導の方法
- 志望理由書作成支援におけるプロンプト設計
3. 教員業務効率化に向けた生成AI活用法（校務支援など）

教員の期待の声

大分県立情報科学高等学校の主幹教諭、堤雄思郎様は「生成AIを教育現場でどう使い、生徒がどのように活用するかを判断する力がますます求められる」と言います。また、今回の講座が具体的な指導方法や校務改善のための知識を学ぶ貴重な機会になることを期待しています。

一方、インターパークの舩越裕勝代表取締役社長は、本講習会を通じて生成AIが「これからの学びを支える技術」として捉えられ、その幅広さや可能性を感じてほしいというメッセージを寄せています。

インターパークの使命

インターパークは2000年に創業したSaaS企業で、さまざまなクラウドツールを提供しています。最近では、生成AIやノーコード技術を活用し、日本のデジタルシフトと地域DXの推進に寄与しています。これからも教育現場において生成AIを活用した取り組みを進め、先生方の教育活動を支援していく予定です。

教育の未来を見据え、生徒の可能性を広げるための第一歩を踏み出すこの講座に、ぜひご参加ください。