CC-Link IE TSN対応の新たな産業用マネージドHUB「SH-9210TSN」
本日、株式会社コンテックから新たな産業向けマネージドスイッチングHUB「SH-9210TSN」が発表されました。この製品は、CC-Link IE TSN推奨のネットワーク配線部品として認証を受け、業界が求めるさまざまな要件に応えています。特に、電源2重化機能や、多数のポート、静粛性を備えた設計に注目が集まります。
CC-Link IE TSNとは?
CC-Link IE TSN (Time-Sensitive Networking)は、リアルタイム通信を実現するためのネットワーク規格です。特に、産業オートメーションやIoT環境において、その重要性は増しています。このSH-9210TSNは、CC-Link IE TSNのクラスB認証を受けており、ITシステムと産業システムの統合を実現します。
主な特徴
1. 豊富なマネージド機能
このHUBはVLAN、QoS、RSTP、SNMPなど多様なマネージド機能を搭載。これにより、ネットワークの監視と制御が可能で、信頼性向上に寄与します。
2. 優れた放熱性
金属製の筐体を使用しているため、放熱性が良好です。-10℃から65℃という幅広い温度に対応し、厳しい環境下でも安定した運用が可能です。
3. 多様な接続ポート
ギガビットLANポートを8ポート搭載し、さらにSFPスロットを2ポート装備することで、さまざまな通信速度に対応します。また、SFPモジュールを使用することで、さらに柔軟なネットワーク構成が実現可能です。
4. 電源の二重化対応
2系統の電源入力により、片方にトラブルが起こっても動作し続ける安全設計を採用しています。直流電源は12Vから48Vに対応し、トラブル時にはLEDや警報リレーで異常を通知します。
5. インストールが簡単
同梱されているブラケットを使用すれば、DINレールや壁面への取り付けが容易です。これにより、現場での設置が迅速に行えます。
価格と入手方法
現在、「SH-9210TSN」の価格についてはオープン価格となっており、具体的な販売価格は販売店にお問い合わせが必要です。また、オプションのSFPモジュールも同様にオープン価格で提供されています。
まとめ
この「SH-9210TSN」は、産業用のマネージドHUBとして、機能性と信頼性を兼ね備えており、特にリアルタイム性が求められるネットワークにおいてその力を発揮します。株式会社コンテックは、今後も産業用機器の開発を進め、業界のニーズに応え続けていくことでしょう。
お問い合わせは、コンテックの公式サイトまたはテクニカルサポートセンターまでどうぞ。