ワーキングマザーの新たな評価
2026-09-09 12:16:49

企業が求めるのは「経験と能力」、ワーキングマザーのイメージはまだ働き方中心

企業のワーキングマザー評価に関する調査



最近、株式会社mogが行った企業42社対象の『ワーキングマザーに関する企業アンケート』が注目を集めています。この調査では、ワーキングマザーに対する企業の評価基準やイメージについての実態を明らかにしました。

まず、管理職やリーダー候補としてのワーキングマザーをどう評価するかを尋ねたところ、88.1%の企業が「経験や能力を見て採用・登用する」という姿勢を示しました。具体的には、73.8%は「経験・能力があれば、ワーキングマザーであることは特に関係ない」と答え、14.3%は「経験・能力があれば積極的に採用したい」としています。このように、多くの企業は、ワーキングマザーを能力や経験で評価しようとしています。

一方で、興味深いのは、『ワーキングマザー』という言葉が呼び起こすイメージです。調査によると、76.2%は「限られた時間の中で効率的に働く人材」という印象を持ち、次いで71.4%が「柔軟な勤務制度を必要とする」人材、さらに同じく71.4%が「家庭・育児との両立を重視する」人材と答えました。つまり、企業はワーキングマザーに対して、時間や勤務制度に対するイメージが強く、この傾向は非常に顕著です。これにより、専門性や管理職としての適性はあまり意識されていないことが伺えます。

さらに、同等の経験や能力を持つ求職者であった場合、38.1%の企業が「育児による勤務時間などの制約は採用判断に影響する」と回答しています。ここでのギャップがポイントです。多くの企業はワーキングマザーの能力を重視しているとしつつも、実際の採用判断においては、育児などによる勤務条件が大きな影響を及ぼすと認識しているのです。

このような結果から、企業のワーキングマザーに対する評価は、徐々に変わりつつあるものの、依然として旧来のイメージも残っていることがわかります。推察するに、従来の「ワーママ」のイメージが影響し、キャリアや専門性よりも働き方にフォーカスされやすい状況が続いているのかもしれません。特に、柔軟な働き方や家庭との両立に関する配慮が必要だという意識は根強いと言えるでしょう。

この調査の背景には、女性の就業継続や管理職登用を推進する動きがあり、社会全体のキャリアに対する意識も変化しています。それでも、企業の中には育児に起因する勤務時間の制約が採用判断に影響を与える場合があることから、企業と求職者との間にはまだ課題が残されていることを示唆しています。これからは、両者における理解を深め、お互いに求める基準が明確にされることが重要でしょう。

最後に



株式会社mogの代表、稲田明恵氏は、「企業が88.1%の割合で経験や能力を重視しているという点は希望が持てる結果」と述べる一方で、「ワーキングマザーへの理解がまだ十分ではない現状も見受けられる」とのコメントも残しています。今後、ワーキングマザーが自分のキャリアをしっかり築けるよう、企業側も変わる必要があります。ワーキングマザーの多様な専門性や意志を理解することで、より良い職場環境が整うことを期待しています。


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