新ブランド「SateAIs」の登場で進化する衛星データ解析
株式会社スペースシフトが、衛星データ解析の新ブランド「SateAIs(サテアイズ)」の提供を開始しました。このブランドは、これまで個別に提供されていた解析サービスを統合し、ユーザーが目的に応じて最適なAI解析を選べるように設計されています。具体的には、都市、海洋、災害、環境、農業などの用途ごとにサブブランドを設け、使いやすさを追求しています。
SateAIsの特徴とは?
「SateAIs」は、「衛星×AI解析を、現場の力に」というコンセプトのもとに企画されており、ユーザーにとっての使いやすさを重視しています。このブランドが誕生した背景には、衛星データの活用が急速に進む中、ユーザーがそのデータをどのように活用できるかを明確に示す必要があったからです。
新ブランドの中で注目すべきは、「SateAIs 時 -Time-」と「SateAIs 地 -Earth-」という2つの新しい解析AIサービスです。これにより、より幅広い分野での利用が期待されます。
新サービスの具体的な内容
時系列変化検知 AI(SateAIs 時 -Time-)
このサービスは、指定地点を衛星で定期的に観測し、地表の変化をAIが自動で検知・通知するものです。インフラや不動産、工場、空港など、変化があった時だけ通知を受け取りたいというニーズに最適です。アラートメールによる検知結果の通知プランや、APIを提供し、ユーザー自身が自由にシステム設計できるプランも用意されています。
災害検知 AI(SateAIs 地 -Earth-)
このサービスでは、衛星データとAIを活用して、災害に伴う浸水や土砂崩れなどを自動で検出します。特に、自治体や企業が災害対応に必要な現場の状況把握を効率化するのに役立ちます。保険やインフラ管理、危機管理など、多岐にわたる分野での活用が見込まれています。
今後の展開
スペースシフトは、今後もSateAIsを基盤に新たな解析パッケージを開発・提供していく方針です。2026年以降には、船舶の検知や収量予測などの新たなサービスが登場予定です。また、APIやダッシュボード、クラウド連携など、様々な提供形式に対応していく計画も進行中です。
スペースシフトについて
株式会社スペースシフトは、地球観測衛星から得たデータをAIで解析するソフトウェアの開発を行っています。「地球上のあらゆる変化を認識可能に」というテーマを掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。
今後、SateAIsが提供する解析サービスは、地域活性化や環境保全、農業などの現場でその力を発揮し、社会耕作をさらに向上させることが期待されています。新たな衛星データ解析の可能性へ、一歩踏み出したスペースシフトの挑戦に注目です。