新事業承継ファンド
2025-11-27 12:53:24

ケップルキャピタルと西武信用金庫が新たな事業承継ファンドを設立

中小企業支援に向けた新しい取り組み



株式会社ケップルキャピタル(本社:東京都港区)は、西武信用金庫(所在地:東京都中野区)からの出資を受けて「西武事業承継1号ファンド」(通称:みらいへのバトン)を設立しました。このファンドは、約10億円の資金を基に、中小企業の円滑な事業承継と成長を支援することを目的としています。

事業承継問題への意識


近年、全国各地で中小企業の経営者が高齢化し、事業承継に関するニーズが高まっています。この背景には、地域経済の維持や雇用の安定、企業が持つ知識や技術の伝承が必要だという認識が広まっていることがあります。こうした課題に対応するために、ケップルキャピタルと西武信用金庫はファンドを設立する運びとなりました。

ファンド設立の目的


この「みらいへのバトン」ファンドは、単に資金を提供するだけでなく、経営体制の整備や成長戦略の構築、後継者の育成も重視した伴走型の支援を行います。特に西武信用金庫は、東京都、埼玉県、神奈川県といった広域で中小企業への支援事業を展開しており、創業支援や経営改善など多様なメニューを提供しています。

支援の内容


本ファンドでは、社内体制の強化に加え、経営戦略の構築や後継者教育の支援に力を入れています。具体的には、事業承継後の経営体制をしっかりと構築し、投資先企業が持続的に成長できるようにサポートを行います。この取り組みは、ただの資金提供にとどまらず、長期的に企業を育むサポートをめざしています。

ケップルキャピタルの実績


ケップルキャピタルは、2023年に浜松いわた信用金庫と連携し、既に地域企業の事業承継を支えるファンドを設立しており、その実績をもとに新たなファンドを立ち上げました。これにより、地域金融機関と一体となった事業承継支援のモデルを展開し、全国へと広げていく方針です。

ファンド概要


  • - 名称: 西武事業承継1号投資事業有限責任組合
  • - 通称: 西武事業承継1号ファンド「みらいへのバトン」
  • - 資金規模: 約10億円
  • - 投資エリア: 西武信用金庫の営業エリア(東京都、埼玉県、神奈川県など)

まとめ


ケップルキャピタルと西武信用金庫が共同で設立したこのファンドは、中小企業の事業承継をスムーズに行う支援を目指しており、地域経済に寄与する重要な役割を担うことになるでしょう。今後の動向に注目し、さらなる支援の輪が広がることに期待が寄せられています。


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