名古屋での子ども若者向け交流拠点公開！孤立防止活動を支える新たな試み

名古屋で開催！子ども・若者の交流拠点を一般公開

2025年8月、名古屋駅西口広場にて、特定非営利活動法人全国こども福祉センターが主催する子ども・若者向けの交流拠点が一般に公開されます。この企画は、孤立や非行の防止を目的としており、特に夏休みの自由な時間を利用して多くの参加者を迎えることを目指しています。

交流拠点の目的とは？

2012年から活動を続ける全国こども福祉センターは、未成年の深夜外出や有害環境からの保護を図るため、改正風営法が施行された中で、「適切に依存できる関係」を築くことの重要性を訴えています。これにより、単なる規制強化ではなく、孤立した子どもたちや若者たちが安心してつながり合える場所を作り出すことを目的としています。

交流拠点の特徴

今回の公開イベントでは、以下のような特徴を持った交流拠点が展開されます。
1. 誰でも参加可能: 年齢や性別、障害の有無に関わらず、全ての人が参加できる環境です。
2. 課題解決を目的としない: メリットが強い一方的な支援を目指さず、相互尊重の関係を築くことが重要です。
3. 子ども・若者が主体: 参加者自身が運営や声かけに積極的に関与しています。
4. 話しかけやすい雰囲気作り: 路上での“着ぐるみ”などを利用し、自然と会話ができる立ち寄り安い場を設けます。

このように、交流拠点は子ども・若者が相互につながり、支え合うための「居場所」として機能しており、これまでに26,000人を超える参加者が集まっています。その中には、遠方からや60代の路上生活者も参加し、異なった背景や経験を持つ人々の出会いが生まれています。

社会が支える「適切な依存」

拠点には参加条件がなく、特別な資格も必要ありません。ここでは「相談」よりも「日常的な交流」を重視し、気軽に訪れられる場所を目指します。メディア関係者や地域住民、支援者を対象にした「孤立・非行防止の強化月間」として、多くの人々の見学や取材、参加を呼び掛けています。

この交流拠点には、多様な背景を持つメンバーが集結しており、各地の大学教員や若者たちも声をかけ、活動を広める支援を行っています。