古い車・多走行車の査定額に変化の兆し
最近の調査によれば、古い車や多走行車の査定相場に大きな変化が生じています。特に、MOTAの「MOTA車買取」における150万件以上の査定データを分析した結果、16年以上経過した車の「査定額10万円以上」の割合が、前年同月比で10.8ポイント増加したことが分かりました。このことから、「値段がつかない」と思われがちな古い車に新たな価値が見出されていることが明らかになっています。
査定額上昇のデータ
-
16年落ち以上の車の査定額比率が増加: 2026年6月のデータでは、16年落ち以上の車のうち「査定額10万円以上」の割合が65.0%に達しています。これは非常に大きな伸びで、この年式帯での価値を再認識させるものです。
-
走行距離12万km超の査定額も上昇: また、走行距離が12万kmを超える車両の平均査定額も7.1%の上昇が見られました。過去12か月にわたるデータを基にした分析によるものです。
これらの変化は、中古車市場における傾向を反映しています。古い車種や多走行車についても、査定額が上昇していることは、これら車両の中古市場での需要が高まっていることが想像されます。
なぜ査定額が上昇しているのか?
古い車や多走行車の査定額が上昇している背景には、いくつかの要因が存在します。
- - 新車供給の制約: 近年、新車の供給が減少しているため、高年式の中古車が限られており、結果として古い車の需要が高まっています。
- - 海外需要の拡大: 円安の影響もあり、海外市場における中古車の需要が増加しており、これも古い車の査定額を押し上げる要因の一つです。2025年には、約170万台の中古車が輸出され、すでに過去最高の記録を達成しています。
- - 持ち主の乗り換え期間の長期化: 普段の乗り換え期間が延びた結果、10年以上経過した車に対する需要構造も見直されています。
広がる査定の可能性
MOTAのデータからは、古い車や多走行車の査定額が上昇している状況が具体的に示されています。例えば、12〜15年落ちの車両の平均査定額は前年同月比で26.2%の上昇を見せ、評価対象の約97%にあたる車種が前年同期を上回る査定額となっています。特に、日産「ノート」やホンダ「フリード」、ホンダ「フィット」などが注目されています。
まとめ
査定額の増加は、古い車を持っているオーナーにとって朗報です。「価値がない」と安易に判断せず、現状の査定相場をしっかりと確認することが重要です。特に廃車や下取りを考える前に、現在の価値を見極めることが必要です。
MOTA社は、今後も査定データの分析を通じて、車の持ち主が目の前の価値を見逃さないよう情報提供に努めていくでしょう。中古車市場全体の動向に関心がある方は、MOTAのサービスを是非チェックしてみてください。