新サービス「BDnavi」のご紹介
株式会社建設技術研究所が新たに開設した「生物多様性ナビゲーション:BDnavi」は、生物多様性の保全に向けた各種活動を支援する情報プラットフォームです。近年、世界中で生物多様性の損失が深刻な問題となっており、国際社会においても「ネイチャーポジティブ」を実現するための取り組みが求められています。日本では、国土の30%以上を生物多様性の観点から保全することを目指す「30by30」という目標が設定され、取り組みが進んでいます。これに応じて、自治体や企業における生物多様性への取り組みが拡大している中、BDnaviがその支援の役割を果たすことを期待されています。
BDnaviの目的と背景
国や自治体、企業が生物多様性に向けた戦略を検討し、実行に移すためには、しっかりとした情報基盤と専門的な支援が不可欠です。「BDnavi」は、こうしたニーズに応える形で、課題の整理から計画策定、施策の立案、そしてモニタリングまでをワンストップで支援することを目指しています。
生物多様性の保全は、地域の特色や文化の中で具体化されることが求められます。このため、BDnaviでは地域に根差したアプローチを重視し、地域社会との連携を強化することに力を入れています。様々な専門的知見を活かし、具体的な施策へと結び付けることができる点が、このサービスの特長です。
BDnaviのサービス内容
BDnaviでは、以下のような多様なサービスを提供しており、特に企業や自治体のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
1.
ネイチャーポジティブ経営支援
ネイチャーポジティブをテーマにした経営方針や戦略の策定支援を行い、経済的価値をもたらす取り組みをサポートします。
2.
環境診断パッケージ
先進技術を使用し、生物多様性の可視化を効率良く行うサービスです。環境DNA等のツールを使い、地域の生態系を詳しく理解できます。
3.
保全対策の立案
課題を具体的に理解した上で、その地域に合った効果的な保全策を提案します。
4.
地域連携の環境保全活動
地域と企業が協力して行う持続可能な環境保全活動を促進し、共創の価値を生み出す取り組みを支援します。
5.
自然共生サイトへの登録支援
自然共生サイトとして登録することで、国際的な動きに沿った認知を得ることができ、地域の取り組みが一層強化されます。
6.
CSR・TNFDレポート作成支援
企業の価値を社外に発信するために必要な資料作成を支援し、活動内容を可視化していきます。
今後の展望
BDnaviを通じて、私たちは持続可能な社会の構築に貢献するパートナーとして、企業や自治体と共に生物多様性の大切さを広めていきたいと考えています。特に、企業の生物多様性戦略や自然資本の評価が進むことを通じて企業価値の向上に寄与することが、今後の重要なテーマとなります。これからも、BDnaviは生物多様性に関する取り組みを支援し、持続可能な未来の実現に向けて取り組んでいきます。
詳しくは、
BDnavi特設サイトをご覧ください。