ペガラジャパンがSDGsアワード奨励賞を受賞
ペガラジャパン合同会社は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が主催する「2025年度 STI for SDGsアワード」において、奨励賞を受賞したことを発表しました。本アワードは、科学技術やイノベーションを活用して社会的課題の解決に寄与する優れた取り組みを称えるものです。特に評価されたのは、同社の「南部アフリカにおける食料安全保障及び人権問題の複合的な解決」というプロジェクトです。
受賞の概要
アワードの表彰式は2025年10月25日(土曜日)に、東京都江東区のテレコムセンタービルで行われる予定です。この受賞にあたる取り組みは、アフリカのジンバブエで広がるケレア鳥による穀物被害の解決策として、AI画像解析技術と自律型ドローンを活用した「自動追い払いシステム」の開発を中心に展開されています。これにより、鳥による農作物の被害を抑え、食料安全保障が確保されるとともに、女性や子供が危険な追い払い作業から解放されています。
さらに、この技術は地域に新たな雇用を生み出し、農薬の使用を減らすことで環境への影響をも軽減することが期待されています。
評価の声
選考委員会からは、この技術の導入が食料安全保障の向上だけでなく、環境改善や地域の教育機会の確保にも貢献している点が高く評価されました。委員会は「気候変動による人と野生動物の衝突問題に科学技術で取り組む点が非常に意義深い」と述べ、また、SDGsの目標達成に寄与する取り組みであると認めました。
代表のコメント
ペガラジャパンの代表社員、市原俊亮氏は、「この受賞は、私たちの取り組みに参加してくれる多くのパートナーや地域のスタッフのおかげです。私たちはAIやドローンといった技術を用いて、誰一人取り残さない社会の実現に向けて努力しています。今後も持続可能な技術と人権の両立を目指します」とコメントしています。
今後の展望
ペガラジャパンは、この受賞を契機に、さらなる技術実装を目指すとしています。具体的には、ジンバブエだけでなく、ケニアやタンザニアを含むサブサハラ地域でのプロジェクト拡大を計画しています。また、国連機関や現地政府、地域コミュニティとの協働体制を強化し、日本国内のパートナー企業や研究機関との連携を通じて、リバースイノベーションモデルの構築を目指しています。
ペガラジャパンの理念
ペガラジャパンは、「もし私たちが行動を起こせば、世界は変わる」という理念のもと、AIやドローンをコアテクノロジーにして、社会課題の解決に取り組むソーシャル・イノベーション企業です。彼らの取り組みは、AIを効率化の手段としてだけでなく、現場のニーズに寄り添いながら持続可能な仕組みを構築するための変革の触媒として位置づけています。
「AIと人、企業と地域、技術と社会をつなぎ、誰もが尊厳を持って暮らす未来を目指しています」と、代表社員の市原氏は語ります。今後もアフリカの地域を中心に、持続可能な技術活用による社会的イノベーションの実現を進めていくことでしょう。
公式サイトや関連リリースを通じて、彼らの活動をチェックしてみてください。