日本初のZEH-M分譲マンション「Brillia深沢八丁目」竣工
東京建物株式会社が、東京都世田谷区に新たに竣工した「Brillia深沢八丁目」に注目が集まっています。このマンションは、ZEH-M(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)基準に適合した日本初の大規模建築物として、持続可能な住宅のモデルとして位置づけられています。
立地と特徴
「Brillia深沢八丁目」は、東急田園都市線の桜新町駅から徒歩9分という良好なアクセスが特徴です。3階建てで、総戸数は38戸。土地区画の広さも約2,938㎡と広々としており、居住者に快適な環境を提供します。また、斬新な設計により、住棟全体がエネルギーのネットゼロ達成を目指しています。
ZEH-M基準の詳細
国の定義によると、ZEH-Mは一次エネルギー消費量の収支が正味ゼロ以上であることが求められます。「Brillia深沢八丁目」は、その要件を超えており、特に高性能な断熱材やエネルギー創出技術を導入することで、住棟全体で一次エネルギー消費量を101%削減しています。これは住戸ごとでも114%という高い削減率を実現しています。
この分譲マンションには、336枚の太陽光パネルを屋上に設置し、各住戸には燃料電池「エネファーム」が標準装備されています。これにより、住戸全体で快適な温熱環境が保たれつつ、省エネと創エネが見事に組み合わさり、一般的な基準の住宅と比べると光熱費を年間で約111,000円削減できる見込みです。
災害時への配慮
この物件では、停電時にも電力を使用できる専用のコンセントが各住戸内に設けられており、災害時の住民のリビングでの電力利用が可能です。また、全車両区画にはEV車向けの充電設備も備わっており、非常時には自家用車から共用部分への電力を供給することもできます。
アートと環境配慮
このマンションの共用部には、昔この地に幼稚園があったことを思い出させるアート作品が設置されています。アーティストたちによって、当時の土地の記憶がアートとして表現されています。また、「すてないくらしプロジェクト」の一環として、廃食油のリサイクルや、ゴミ処理環境の改善に向けた新しい取り組みも実施されています。
まとめ
「Brillia深沢八丁目」は、未来の住宅の形を示す素晴らしいモデルであり、深く考慮された省エネルギー技術と美しいアートが融合した空間です。環境に優しいだけでなく、居住者にも優しい快適な住環境を提供します。東京建物の次世代住宅として、これからのライフスタイルを変えていきそうです。
本物件は2024年12月に竣工を迎え、2025年2月28日からの引き渡しが予定されています。公式サイトでさらに詳細な情報をチェックしてみてください。